KDDIエボルバではエンジニアのキャリア採用に力を入れています。
今回はICTサービス開発本部とその開発エンジニアの業務について、同本部副本部長へのインタビュー形式でご紹介いたします。
ICTサービス開発本部 副本部長 兼 ICTシステム開発部 部長
赤沼 善通
経歴
サービス開発部長に就任後、国内企業のカスタマーサポート領域に刺さるAIやクラウド技術を活用したオリジナルソリューション「ビジュアルIVR」※1や「チャット」などのマルチチャネル化を企画、設計、開発など、新ビジネスの立ち上げ、SI事業を牽引。
2019年4月、ICTサービス開発本部 副本部長に就任し、エンゲージメント、CXを高める施策の具現化を推進。
- 1.「ビジュアルIVR」は、スマートフォン上にお問合せ窓口を可視化し、お客様の目的に沿った手段を選択できるツールです
【質問1】ICTサービス開発本部はどのような業務を行っている部署ですか?
クラウドパッケージ製品の企画から、個別導入するお客様企業の要件定義、設計、開発、テスト、全ての開発フェーズ、そしてIaaS上でのインフラ設計から運用迄を行っています。設立から3年目を迎えた新しい部門です。設立のきっかけは、最先端のテクノロジーとコンタクトセンターを組合せた新しいサービスを提供していかなければ、この先業界から取り残されてしまう!という危機感からでした。
当初は何をするかも手探りの状態でした。まずはニーズのあったチャットボットから着手し、その対応の中からコンタクトセンターのデジタル化の話が持ち上がり、音声からテキストコミュニケーションに代わる仕組みをICTサービス開発本部で考えていこう、ということになりました。
現在は親会社であるKDDIを始め大手企業の引き合いも多く、10名弱だった社員数も現在は40名を超え、この2年で本部は急拡大しています。
"開発"本部と言いながらも開発だけに留まらず、実際の製品で利用しているインフラ(AWS)の設計・構築運用スタッフもおり、セキュリティを確保しながら24時間365日無停止を前提とした運用を守っています。
【質問2】開発環境と体制について教えてください。
開発はAWSを使って開発しています。開発だけではなく、テストも製品も、すべてのプロセスがAWS上で行われています。言語は、主にNode.js やPHPを使い、AWSの機能をフルに活用しています。最新の技術を用いて、自ら製品化できる土壌は整っていると思います!
体制は、約30名のメンバーが「開発チーム」「インフラチーム」に分かれて、和気あいあいと仲良くやっています。若手や女性も活躍していますよ。
私も複数の会社でいくつもの開発現場を見てきましたが、当本部はメンバー同士の対話やコミュニケーションが活発で、お互い親身になってフォローしあう文化が根付き始めていると感じます。ワーク・ライフ・バランス(WLB)も大事にしていますので、皆、プライベートも楽しんでいます。
【質問3】今後、目指していることは何ですか?
この2年間で、「ビジュアルIVR」「チャット」を製品化することができました。次はこれらの製品を拡販していきたいです。この商材をフックにもっと多くのコンタクトセンター業務を受託して、会社の成長につなげることが一番重要なことだと思っています。
また、若手に新しいステージを用意したい、成長してもらいたい、と常々考えていますので、会社や製品の知名度を上げて、さまざまなお客様企業の仕事を任せてもらうことで、活躍の場を増やしていきたいですね。
開発部門としては、付加価値的な機能追加のニーズをさまざまなお客様からお寄せいただいています。それらを具現化していくこと、また、日々進歩するAI技術を利用した機能の拡張や、最新技術を当社製品とどう組合せていくのかを考え、新たなサービスを今後も積極的に企画開発していきたいです。
【質問4】入社後、どんな経験ができますか?また、入社者に期待していることは何ですか?
私たちの仕事は、ユーザーが一般のお客様(toC)のサービスなので、これまで社内システムや企業内で使うシステムを開発していた方には得られなかった、パブリックな場に出るものを開発する、という経験ができます。auの個人のお客様約4000万に提供しているサービスもあり、ビジュアルIVRも多くの企業に導入されていますので、小・中規模から大規模までさまざまな開発ができますし、社会的な影響も大きいです。当然ながら担う責任も大きいですが、それに勝るやりがいや達成感がありますね。
受託開発経験が多かった方にとっては、新たな商材を、自分で一から企画し、形にしていくという『自社開発』の上流から下流までの工程、運用までの全てのプロセスを経験できるため、キャリアの幅を広げることができます。
担当する業務は、現在のスキルも考慮し、さらに上を目指していただくことを前提にお任せします。
新たに入社いただく30代後半から40代の方には、自身を成長させるプロジェクト管理の機会は多くありますし、強い想いと実力がある方には、課を任せたいと思っています。まだ若いこの組織をさらに大きく成長させてくれることを期待しています。
20代後半~30代後半の方には、今までの開発スキルをフルに生かす環境があります。アプリ技術だけではなくて、インフラとアプリの知識を組合せ、AWSのサーバーレス設計を試行しながら仕事を進めることも多いため、新技術に挑戦してもらいたいです。若手の育成にもリーダーシップを発揮してもらえたらうれしいです。
【質問5】応募者の方へのメッセージをお願いします。
チャレンジャー待ってます!(笑)
自身の想いを発信できる人、やるからには結果を出すことにこだわる人と一緒に働きたいです。
できなくてもいい、でも諦めないことです。
やる気さえあれば、いくらでも活躍の場は提供できます。
当社はまだまだ発展途上中の会社です。AIを利用した新サービスをもっともっと広げていきたいと考えています。
AI経験は不問です。ぜひ一度、話を聞きに足を運んでいただきたいですね。