「社会と共に」をスローガンに掲げてさまざまなCSR活動に取組む、文化シヤッター株式会社(東京都文京区、以下 文化シヤッター様、BXマルシェ実行委員会様主催の復興支援『第5回BXマルシェ東北うまいものフェア』が2019年10月11日に開催され、幸 満つる郷 KDDIエボルバ野蒜※1(宮城県東松島市、以下、幸満つる郷)が初参加しました!
開店前に幸満つる郷メンバー集合写真♪
BXマルシェ東北うまいものフェア、ご当地キャラクターがお出迎え!
『BXマルシェ東北うまいものフェア』は、2015年、文化シヤッター様が推進するBXマルシェ実行委員会により、東日本大震災の復興支援の一環としてスタートしました。「地域と連携し、継続的に支援の輪を広げていく」ことを目指し、本社を置く東京都文京区にお住まいの皆様、近隣の大学、活動に賛同していただける団体と一緒に作り上げていらっしゃいます。
第5回目となる今年のフェアは、東京にいながらにして被災地の「産業を支援」する特産品、工芸品の販売、「知る支援」をテーマとした「復興の軌跡」パネル展、起きあがり小法師の絵付け体験教室など、盛りだくさんのイベントとなりました。
左から、そばっち、むすび丸、わたりん、キビタン©福島県
当日は、小雨が降る中、文化シヤッターBXホールの近隣にお勤めの皆様、お住まいの皆様にご来場いただきました。BXホールの入り口では、ご当地キャラクターの、そばっち、むすび丸、わたりん、キビタン©福島県がお出迎えし、お客様と記念写真を撮って会場に花を添えていました。
無農薬栽培した野菜やミニトマトの試食販売が大人気!
幸満つる郷からは、無農薬栽培の南蛮、ピーマン、オクラ、ベビーリーフ、3品種の茄子等の他、加工品のブルーベリージャム、トマトのカッペソース、東松島市で連携している企業様の焼きのり、ラベンダージェル、バームクーヘン、コーヒーどら焼きなど、たくさんの品物を販売しました。
一番人気は、IoTとAIを活用したスマート農業で栽培したミニトマト全11種でした!肥料や水分量をAIで自動調整・投入し、社員みんなで栽培管理を行ったものです。たくさん用意した試食用のミニトマトに次々と手を伸ばしてくださり、「酸味が(品種ごとに)違って迷いますね」「甘い!」「美味しい!」「皮がこんなに柔らかいなんて」といったコメントとともに、ご自分が好きな味のミニトマトを購入してくださいました。
お買い上げいただいたお客様に感謝の気持ちを込めた、「落花生一掴みプレゼント」も大人気でした。今年度から栽培を始めた無農薬栽培の落花生は、初年度でまだ乾燥設備がないので、生での食べ方となります。「塩ゆででお召し上がりください」とお声がけしてのプレゼントでしたが、「好きなのよ」「やってみます」「嬉しいわ」と、お客様が笑顔で答えてくださり、非常に関心をもっていただいた企画となりました。
「東北×文京区」をテーマに1日限定コラボ商品「グリッシーニ」も販売!
今回のフェアのテーマの一つが「東北×文京区」。幸満つる郷で作ったミニトマトカナッペソースを使って、社会福祉法人山鳥の会様(東京都文京区)が「ミニトマトバジルグリッシーニ」を開発、山鳥の会様のブースで販売しました。バジルの香りが漂うサクサクしたグリッシーニは、構想から開発まで約1か月を費やして商品化してくださいました。山鳥の会の皆様、美味しいグリッシーニをありがとうございました。
フェアを終えて 社員インタビュー(幸満つる郷 管理者 鈴木順子)
地域の方々と一緒に作り上げる大きな販売会、お客様に出店者さまにと、たくさんの方々とお話させていただき貴重な経験をさせていただきました。栽培から出荷まで担当しているミニトマトもたくさんのお客様に購入していただき、コラボ商品のグリッシーニもおいしく作っていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。今後も、「元気ある幸満つる郷メンバー」とともに「美味しい!」と言っていただける農産物を作っていきたいと思います。ありがとうございました。
文化シヤッター様の想い「地域と共に、毎日を笑顔に」、CSR統括部 課長 小池 愛様メッセージ
文化シヤッターでは、地域の皆様とともに、笑顔で暮らせる街づくりに貢献したいと考えています。私たちは東日本大震災発災直後から、宮城県亘理町において、主に児童館のこども達を対象とした「わたりこどもまつり」を継続して実施してきました。震災から年月が経つにつれ、現地でボランティア活動に参加する従業員と、東京で報告を受ける従業員との間に意識の差が生まれてきていることを感じ、東京で気軽に参加出来る復興支援活動を、と始めたのがこのBXマルシェです。
文化シヤッターは、「エコと防災」を事業テーマとしておりますが、貢献活動においても「防災」をテーマに据え、BXマルシェではこれまでに長期保存食の試食販売会や、復興の軌跡を紹介する今回のような写真パネル展など、物産販売以外にもご来場下さった皆様が日頃の備えや防災の重要性を改めて感じる機会づくりにも、積極的に取り組んできました。
今回、「幸 満つる郷 KDDIエボルバ野蒜」の皆様にもご出店いただき、東松島の魅力を伝える魅力的なブースでマルシェを大いに盛り上げていただきました。ミニトマトバジルグリッシーニは弊社の従業員にも大変好評でした。今後も地域、企業、大学、行政など、多くの皆様とのパートナーシップによって、住み続けられる街づくりの構築に貢献したいと考えています。
お客様、参加者さまの声
BXマルシェ東北うまいものフェアは、開催を重ねるごとにファンが増えているそうです。フェアにお越しいただいたお客様や参加者さまに声をかけると、
「今年で来るのは3回目。少しでも力になりたいという気持ちもそうですけど、美味しいものが揃っているし、賑やかで楽しいですね(ご夫婦で来場したお客様)」
「今日はランチ用にお弁当を買いに来ました。どのお弁当にするか迷いましたが去年は牛タンだったから海鮮を買いました(お昼休憩に来場したお客様)」
「震災から8年、東京では自分から調べないと現地のことがわからないですよね。被災地の取組みを写真と年表で知って、ここまで復興したのかと驚いたり、これからも応援が必要と思ったり、いろいろな気持ちになりました(パネル展を見ていたお客様)」
「毎年ここに参加するのを楽しみにしています。東北のことに関心を持ってくれる人がいる、美味しいと喜んでくれる人がいると実感できる機会になっています。これからもフェア開催を続けてほしいです(出店者さま)」
など、それぞれの復興への想いを抱きながらフェアを楽しんでいる様子が伝わってきました。
多くの皆様にご来場いただき、ありがとうございました。
幸満つる郷では、今月下旬にはサツマイモの収穫が始まります。J1ベガルタ仙台様との芋ほりイベントの開催や、地元量販店、au SENDAI BLC(ブルーリーフカフェ)マルシェで秋の味覚を販売しますので、お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りくださいませ♪
- 1. 「幸 満つる郷 KDDIエボルバ野蒜」は、復興への想いをカタチにするため、宮城県東松島市野蒜地区での農産物栽培・販売を通じて、地元の障害者雇用と地方創生に取組んでいます。社員の笑顔を大切に、ひとつひとつの「つながり」を大切に、積極的にチャレンジしています。https://www.altius-link.com/recruit/challenged/nobiru/
*「幸 満つる 郷」の活動は、「野蒜ブログ」からご覧いただけます。