アルティウスリンクの山形県にある事業所「やまがたワークプレイス」の花壇が、令和5年度山形市花壇コンクール※1「地域・事業所の部」で「優秀賞」を受賞しました。この度の受賞は平成29年度から6期連続※2の入賞となります。新たなデザインに挑戦した今年度の花壇づくりの舞台裏について、山形グリーンユニットのメンバーに話を聞きました。
- ※1:山形市花壇コンクールは、花と緑を大切にする心を育て、街に花いっぱいの景観を創出することを目的に昭和43年度から開催されている歴史あるイベントです。55回目となった今年度は、「地域・事業所の部」に市内の町内会や公園管理協会、企業、商店など23団体が参加しました。
- ※2:令和2年は開催中止
< やまがたワークプレイスのシンボルとなる花壇 今年も華やかに咲き誇りました! >
■センターを訪れる人たちに『おもてなしの心を届ける』山形グリーンユニットの挑戦
全長32.5mに色とりどりの花が咲き誇る「やまがたワークプレイス」を訪れた人に“おもてなしの心”を届けるシンボルの花壇。デザイン・植栽の計画、定植、メンテナンスまで山形グリーンユニットのメンバーが一貫して行っています。山形グリーンユニットでは、25名(2023年12月時点)の障がい者スタッフが、植栽業務のほかにも、ビニールハウス農業や館内清掃業務に従事し、個性・特性を活かした仕事を通じて、街づくりや社会活動にも貢献しています。
今年度は「新たなデザインへの挑戦」を花壇づくりのテーマに掲げ、アクセントをつけた立体感のあるデザインに挑戦!また、訪れた人たちに長く楽しんでもらえるように、ボリュームたっぷりで枯れにくい花を選定し、約670株、8種類の花苗を植えました。華やかなインパクトと色のグラデーションが織りなす一体感が評価のポイントになり、優秀賞を受賞しました。
前職での経験を活かし、今年度の花壇づくりの全工程において中心となって活躍した齋藤さんに、山形グリーンユニットの挑戦について話を聞きました。
< お話を伺った山形グリーンユニットの齋藤さん >
2022年3月に入社し、今年度の花壇づくりにおいて中心的な役割を果たした齋藤さん。ユニット管理者が全行程の計画を担うこれまでとは異なり、齋藤さんを中心として、自律的に企画やデザイン、植栽管理に取り組んだそうです。
――(齋藤さん)「前職は花屋に勤務しており、花の植栽などに携わっていました。農業と清掃の仕事に興味があり、アルティウスリンク(当時KDDIエボルバ)で働くことにしました。最初にやまがたワークプレイスに訪れた時に、存在感のある立派な花壇だな~と思っていましたが、まさか自分が中心となって花壇づくりをすすめることになるとは思ってはいませんでした。
花壇のデザイン企画を進めるにあたり、グリーンユニットのみんなが口々に『今年は最優秀賞を獲得したい』と言っており、それであれば今までやったことのない事を!と挑戦したのが、今回のアクセントのあるデザインです。
いままでだと、同じ高さの花を一面に植えるのが主流でしたが、中心を際立たせるために、高さのあるものを中心におき、いままでにはないレイアウトにしました。また、昨年度の反省をいかして、枯れにくい花を選定しています。」
<中央には『コキア』が植えられ、綺麗なグラデーションの花の上にアクセントをつけています>
管理者のサポートを受けながら、自律的に企画や管理計画などをたてて取り組んだ齋藤さんたちですが、大事にしていたのは「みんなで一緒に取り組むこと」だといいます。そのプロセスについて聞いてみました。
――(齋藤さん)「花を植える時期に、ユニットメンバーの発案で今年はじめて定植式をやりました。みんなで協力して今年も頑張ろう!と団結力が高まったことが感じられてとても嬉しかったです。
また、メンテナンスの際は、見栄えを良くすることもそうですが、枯れた花びらが他の花について病気にならないように、枯れた花びらを取り除く『花がら摘み』を行っていたのですが、夏は炎天下のなか作業をしなければならず、かなり大変でした。これも全員の協力のもと、まめに行うことができ、全体の状態を良く保つことができました。
これだけ大きな花壇をつくり、コンクールに出すことは絶対に一人ではできないこと。管理者やメンバー全員にも花壇の状況を報告、連携するようにしていました。みんなで助けあうことができたから、優秀賞がとれたんだと思っています。」
<初開催した定植式の様子 想いを込めながら花を植えました!>
齋藤さんの情報連携をまめに行う慣習はグリーンユニット全体にも波及し、他の業務においてもメンバーからの情報連携が増えているという話も。後輩スタッフたちのロールモデルともなるそのリーダーシップと業務スキルが評価され、2023年4月には事業所限定職社員に登用されています。
――(齋藤さん)「来年は、もっと咲き誇ったタイミングで審査をしていただけるように、デザインや花の選定に工夫をしながら、ユニット全員で協力してチャレンジしていきたいと思います」
このように来年に向けての抱負を語った齋藤さん。やまがたワークプレイスで行われた表彰式では、花壇づくりに携わったメンバーの日々の努力と功績を讃え、山形市長からいただいた花壇コンクール賞状や記念品の授与が行われ、全員で喜びを分かち合いました。
メンバーからの受賞スピーチでは、今年の花壇づくりを振り返り、難しかったこと、特に力を入れて頑張ったことなどが共有されました。最後は全員で決意をあらたに「来年は最優秀賞を目指して頑張るぞ!」と締めくくりました。
アルティウスリンク「やまがたワークプレイス」では、花と緑に包まれた美しい街づくり貢献に取組み、来年も皆さまに満開の花壇をお届けいたします。お楽しみに!
◎参考情報
全業務にご応募可能・アルティウスリンクの障害者雇用 https://www.altius-link.com/recruit/challenged/
■「やまがたワークプレイス」では、ともに働く仲間を募集中!
やまがたワークプレイスは、電話やチャットサポート業務を中心に、幅広いお仕事があり、すべての社員が自らの個性を活かし、イキイキと働いています。また、育休や産休をはじめとした福利厚生も充実しており、さまざまなライフイベントに合わせた働き方ができます。蔵王連峰を見渡すことができる広々としたカフェテリアに、大型の駐車場と働きやすいオフィス環境が魅力の職場です。短期から長期まで皆さまのご応募をお待ちしております!
●アルティウスリンクは、豊かなコミュニケーション社会の実現を目指すSDGs活動として、障害者雇用と地方創生を通じたまちづくりへの貢献に取り組んでおります。