株式会社KDDIエボルバ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:中澤雅己、以下KDDIエボルバ)が出展した、2019年4月3日(水)~5日(金)開催の「第3回AI・人工知能EXPO」展示会レポートをお届けいたします。
レポート目次
1.KDDIエボルバ展示ブース
3回目の今回は、ブース規模を拡張して出展し、「人がつなぐAIチャットボット」の実現をテーマに、KDDIエボルバが提供するコンタクトセンター・オムニチャネルソリューションを活用した、デジタルコミュニケーション全体のデザインについて、事例を交えて発表、紹介しました。「AIChat」や「VisualMenu」のお客様企業の事例やインタビュー動画に対し、具体的な相談を持ち寄るお客様や、初お披露目となったAI×音声認識、AI×画像認識、AI-OCR×RPAなどのデモンストレーションで、実業務に展開した際のイメージを描くお客様など、昨年を上回る6,000名以上のお客様が来場しました。
多くの皆様にご来場いただき、誠にありがとうございました。
来年は、AI・人工知能EXPO展を開催するリード エグジビジョン ジャパン株式会社が主催の日本最大のIT展示会「Japan IT Week(春)」の「AI・業務自動化展(会期:2020年4月8日~10日)」にお引越します。AIを活用したさまざまなマルチチャネル、AIとRPAを組合せた業務自動化について、展示、発表いたします。
2.公開セミナー 本当は教えたくないチャットボット成功の秘訣 & 最新動向AIチャットボット2.0
今、企業のWebサイトやよくある質問ページでお悩みや疑問を調べてからコンタクトセンターに電話するお客様が75%以上(引用:コンタクトセンター白書2018)になっています。セミナーでは、インターネット環境、スマートフォンの普及に伴う消費者行動の変化に企業のWebサイトやチャネルが対応することの必要性を唱え、CX向上と効率化の鍵となるAI技術を利用したICT活用によるマルチチャネル化成功の秘訣を紹介。他社のチャットシステムを導入した企業様から入ったチャットボットの正答率と品質向上の相談実例を振り返り、チャットボットの品質向上サイクルに必要なプロセス、KGI・KPIの分解フローから、失敗と成功の違いを具体的に説明しました。
また、「AIチャットボット2.0」をテーマに、2019年度以降のマルチチャネル化の必須アイテムとなる、AIと画像や音声認識を組み合せたチャットボット、AIと企業システム連携をした個人に紐づけたチャット応対などの発表パートでは、熱心にメモを取る来場者が多く、新たなチャネルの気運の高まりを感じました。
当日は、公開セミナーの会場に入りきらず通路に溢れるほどの盛況ぶりとなりました。多くのお客様にご聴講いただき、ありがとうございました。
3.ブース内ショートセミナー
ブース内ショートセミナーでは、BEDORE様、KDDI総合研究所様、KDDIエボルバ社員が登壇し、自然言語処理の技術活用、雑談対話型AIの実証実験、AIとRPAを組合せた業務自動化など、市場動向、企業課題と解決方法を、発表しました。
3日間、全ての回が満員となり、ブースに入りきれないほどの皆様にご参加いただきました。当日発表しましたセミナーのポイントについて、紹介いたします。
●BEDORE「多くの大企業との取り組みから見えてきた自然言語処理技術の活用について」
「AIChat」の対話エンジンとして「BEDORE Conversation」を提供する(株)BEDOREは、冒頭、国内と海外において、チャットボットがカスタマーコミュニケーションのトレンド傾向にあると唱え、オペレーターに代わって音声自動応答する「BEDORE Voice Conversation」、チャットボットFAQ構築用のアシストモジュールの仕組みを紹介。
また、EC業界におけるお客様応対の自動化イメージや、ヘルスケア業界での簡易診断、適切な病院のレコメンド/予約、自動対話によるメンタルケアなど、AI活用の3~5年後のカスタマーコミュニケーションの未来像を紹介しました。FAQ構築のアシストモジュールなどの仕組みへの来場者の注目が高く、Webサイトやチャット等の自己解決チャネルでのFAQ整備、構築への関心の高さが伺われました。
・KDDI総合研究「時事話題による新鮮さを特徴とする雑談対話型AI」
KDDI総合研究所は、お客様の要望や質問に答える「タスク型対話AI」と、暇つぶしや会話自体を楽しむ「雑談型対話AI」を組合せた「親しみやすく、話をするのが楽しみになる対話の実現」が、ライフデザインを提案できると提唱。実現には「ヒトらしさ」が重要な要素の一つと仮説を立て、「日常生活対話エンジン」と「時事話題対話エンジン」を活用した「会話が続く」AIを、実証動画で紹介。
特に、オンラインニュースおよびソーシャルメディア上での反応に基づき、利用者に提示するニュースやコメントを選び、対話に取り入れる「時事話題対話エンジン」は、利用者に寄り添った楽しい生活の支援が可能になる生活密着型AIへの第一歩として、注目を集めました。
・KDDIエボルバ「現場から始める!RPA導入&活用のススメ」
KDDIエボルバでは、BPO・コンタクトセンターで培った知見、ノウハウ、技術力を、ビジネスプロセスの最適化(BPR)の提案に展開しています。セミナーでは、デジタルツールとして人気のRPAサービスについて、社内・他社事例を交えて、企業が業務自動化、効率化を成功させるための注意点や工夫、自動化手段であるAIチャットボットにおけるRPA活用事例を紹介。
また、実証実験中の自動入力を実現するAI-OCRとRPAを組み合わせたサービスを、デモンストレーション動画で発表。既に仕組みとして実現しているAI-OCRで手書きの文字を読み取り、RPAで登録する業務フローの動画は、来場者の注目を集めました。
◎special thanks 協力企業様一覧(法人格略、導入企業順)
- ● KDDI様(インタビュー動画を視聴する/事例を読む/事例ダウンロード)
- ● KDDIフィナンシャルサービス様(事例を読む/事例ダウンロード)
- ● マネーフォワード様(事例を読む/事例ダウンロード)
- ● ジャパンネット銀行様(事例を読む/事例ダウンロード)注1
- ● イオン銀行様(関連ニュースを読む)
- ● イオンクレジットサービス様(関連ニュースを読む)
- ● SBI損害保険様(事例を読む/関連ニュースを読む)
- ● ビッグローブ様(事例を読む/コールセンタージャパン CaseStudyダウンロード)
- ● セブン銀行様(関連ニュースを読む)
- ● じぶん銀行様(関連ニュースを読む)
- ● 三菱UFJニコス様(関連ニュースを読む)
事例紹介にご協力をいただき、ありがとうございました。
- 本リリース本文中の製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です。
- 注1.2021年4月5日に商号変更し、「 PayPay銀行株式会社(英文名:PayPay Bank Corporation)」となりました。
- 株式会社BEDOREは、2022年4月1日に商号変更し、「株式会社PKSHA Communication(パークシャ・コミュニケーション)」となりました。