モビルス株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:石井智宏、以下 モビルス)と、株式会社KDDIエボルバ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:若槻肇、以下 KDDIエボルバ)は、モビルスが提供する「Secure Path(セキュア パス)」の販売代理店契約を締結し、KDDIエボルバが提供する有人チャットサポート「HumanChatR」を組合せたコンタクトセンターサービス(以下 本サービス)の提供を2022年10月より正式に開始いたしました。
本サービスは、モビルスが提供する顧客対応のセキュリティ課題を解決するサポート業務支援ツール「Mobilus Security Suite(モビルス セキュリティ スイート)」の機能のひとつである「Secure Path」を活用した協業により、有人チャットサポート「HumanChatR」のラインナップを拡充するものです。
クレジットカード決済で求められるPCI DSSに準拠※1した「Secure Path」を活用した有人チャットサポートは、これまで多くのカスタマーサポートの課題にあった個人情報取り扱いのリスクを回避し、疑問解消と併せて個人特定が必要な問合せを安全に解決するコンタクトセンターサービスです。
有人チャットサポートでの応対中に本人確認が必要なケースが発生した場合に、「Secure Path」の本人確認フォームURLをチャットで送信し、お客様がフォーム入力をすることにより本人確認/登録を完結、応対中のチャット接続したままオペレーター問合せ解消までサポートします。
< 「Secure Path」を活用した有人チャットサポート 利用イメージ >
なお、両社連携による「Secure Path」を活用した有人チャットサポートは、既に大手インフラ企業に導入、9月より運用を開始している実績があります。
■本人確認が必要な問合せは6割以上、お客様の「解決スピード」ニーズを解決
多くの企業のカスタマーサポートでは、本人確認を伴う問合せの内、身分証等の確認が不要な場合であってもセキュリティ観点によりチャットサポートやチャットボットでの対応が難しく、電話による運用が中心になっています。モビルスの顧客企業へのヒアリング結果※2では、疑問解消と併せて本人確認が必要な問合せは全体の60~80%に及ぶことを確認しています。また、KDDIエボルバによる消費者調査※3では、62.4%が疑問解消と併せて本人確認が必要な問合せがあり、同問合せの重視ポイント1位・2位に“つながりやすさ”“解決スピード”と、速さを望む声が高いことが明らかになっています。
「Secure Path」を活用した有人チャットサポートは、「人による聞き取り/目視/記憶」「サーバによる記録」による個人情報漏えいリスクを回避※4できるため、チャットサポートで受付する問合せ領域を広げ、1回の問合せの中でお客様の疑問をスピード解決いたします。これにより、「個人情報・本人確認」を伴う問合せの業務DX推進とCX向上につなげることが可能となります。
<疑問解消と併せて本人確認が必要な問合せ62.4% / 「Secure Path」を活用した有人チャットサポートの応対領域>
このたびのパートナー連携は、4年連続でチャットボット市場売上シェア1位※5を獲得し、400社以上へ導入実績がある「MOBIシリーズ」を筆頭に、ホールプロダクトの提供やコンタクトセンターの運営改善に強みを持つモビルスと、多数のカスタマーサポート実績に基づいてお客様ニーズにあわせたオペレーション設計とホスピタリティの高い運用サービスを強みにもつKDDIエボルバが目指す「豊かなコミュニケーション社会」の実現を一層加速できるものと考えております。
モビルスとKDDIエボルバは、今後も国内コールセンター/コンタクトセンター市場におけるDX推進・CX向上の優良事例を共創し、チャットサポートの可能性を大きく広げ、ノンボイス比率の向上、手続き自動化の促進により、コンタクトセンターを取り巻く課題解決に取り組んでまいります。
■10月19日 モビルス・KDDIエボルバ共催オンラインセミナー
このたび正式リリースした『Secure Pathを活用した有人チャットサポート』について、業務設計ノウハウを活かして
個人情報取扱いなど、チャットサポートの応対範囲の拡大を実現した事例をご紹介するウェビナーを共催いたします。
- テーマ:個人情報取扱いで解決力アップ、one to one チャットサポート
- 日 程:2022年10月19日(水)14:00 ~ 15:00
- 導入を牽引した両社の担当者がリアルをお伝えする3つのセッション
セッション① 顧客満足度と解決率を向上させる!人に寄りそうチャットサポートに必要なこと
セッション② Secure Path導入ポイント ~オペレーション業務の設計とは
セッション③ 成功事例からみる運用時の工夫、導入後の状況
※申込締切 10月18日(火)12:00まで
■モビルス 「Mobilus Security Suite」の「Secure Path」 について
「Secure Path」は、モビルスが独自開発した、セキュリティ・コミュニケーション機能です。Secure Pathを利用すると、WebやLINEでのチャットサポートにおいて、オペレーター顧客の個人情報を安全に受け取り、本人確認や個人情報に基づいた個別対応を行うことができ、チャットボットによる自動応答でも利用可能です。Secure Pathで取得した個人情報は、クレジットカード決済で求められるPCI DSS準拠認定されており、暗号化・保護によりそのデータ閲覧や管理についても厳しく制限されます。
- インターフェースを選ばない
LINEチャット、Webチャット、アプリ内チャットで利用可能 - トーク画面上に自然に表示
個人情報の入力時に、トーク画面上にフォームを自然に表示可能 - カスタマイズできる専用のWebフォーム
企業ロゴの挿入や文言の変更など、自由に作成可能 - フォーム送信は自動も有人も可能
手続きボットのフローへの入れ込みや有人対応中に呼び出すことが可能 - 暗号化データは指定トークンのみで開封
「個人情報データ⇒暗号化⇒特定ワンタイムキーの発行⇒1回のみ開封」の流れを実現 - 個人情報データを安全に保護
復元不可保存・完全消去・対応ログの保存を徹底
■KDDIエボルバ 有人チャットサポート「HumanChatR」 について
オペレーター、WebやLINE上のチャットでテキストメッセージを用いてお客様とコミュニケーションをとり、お客様の素早い問題解決を実現するサービスです。auなど個人・法人のお客様契約数6,000万超のサポート業務で培った実績・ノウハウを基に、カスタマーサポートや売上・CVR向上等の導入目的にあわせて、業務設計やツール選定、運用までワンストップでサービス提供します。
- 大規模ユーザーへのチャットサポート、豊富な実績で培ったノウハウに基づくナレッジによる高品質サービス
- カスタマーサポートや売上・CVR向上などの目的にあわせた、業務設計・デスク構築
- オペレーターよるチャットでwebサイト訪問者の問合せをリアルタイムに解決し、CS向上
- AIチャットボット「AIChat」とのハイブリッドサポートによる利便性、効率化
- 1.モビルスが提供する Mobilus Security Suite(Secure Path)は、JCB・American Express・Discover・MasterCard・VISAの国際クレジットカードブランド5社が共同で策定した、クレジット業界におけるグローバルセキュリティ基準PCI DSS Ver3.2.1 に準拠認定しています。
- 2.モビルス企業調査:クライアント生保会社のヒアリング調査結果より
- 3.KDDIエボルバ消費者調査:コミュニケーション最新動向、ニーズ把握を目的に消費者1647人を対象とした調査「企業とお客様とのコミュニケーション実態調査2021(https://www.altius-link.com/news/detail20210713.html)」より
- 4.「Secure Path」を活用した有人チャットサポートのオペレーターよる「目視確認」の有無や、自動処理等は、導入企業の業務要件にあわせてオペレーション・システム設計します。
- 5.ITR「ITR Market View: ビジネスチャット市場2021」