はじめまして。中途入社8年目のナカノと申します。
現在、クラウドサービスのプロビジョニング業務に携わっています。
お客様のご利用用途に沿ったクラウドサービスを提供するため、サーバーやネットワーク機器への設定業務や、お客様とのスケジュール調整業務などを行っています。
今回のテーマは「目指しているキャリアパス」です。
キャリアパスとは、理想のエンジニアになるためにはどのようなスキルが必要で、どのような職務にどのような立場で就くか、といった道筋のことです。
今回は、私が今歩んでいるキャリアパスを選択した経緯を紹介しようと思います。
私はスティーブ・ウォズニアックのような天才プログラマーに憧れ、学生時代から様々な言語を学び…といった出だしの内容を想像したでしょうか。
残念ながらちょっと違うので、まずは経歴を紹介します。
経歴紹介
私は普通科の高校を卒業し、大学の専攻は文化人類学という、IT業界とは全く縁のない文系の出身です。
大学在学中にひょんなことから演劇の脚本家・演出家になることを夢見て、上京して劇団の主宰をしながら、現アルティウスリンクの派遣社員として携帯電話の販売員や事務職をしていました。
そのときの社員のエンジニアの方にお声がけをいただいて、なんかエンジニアっていいかもと、ぼんやり憧れてエンジニアの部署へ異動しました。
そのため、当時はITの知識はほぼゼロで、pingやログの存在すら知りませんでした。
IT業界での苦い経験
そんなド素人が現場に行くと当然、話についていけず、もどかしい思いをしました。
ITの基礎の勉強方法すら知らなかった私が悪いだけなのですが、自分の存在意義がなくなったような気がして、私の自尊心はお風呂に入れられた固形入浴剤のように、しゅわしゅわと小さくなっていきました。
この業界からしゅわしゅわと消えようかとも思いましたが、途中であきらめるのは癪なので、自己研鑽を続け、周りのメンバーに支えられながら働き続けたおかげで、知識と経験を積み重ねることができました。
そして様々な業務を経験する中で、実はIT業界は知識だけではなく、コミュニケーション能力や『報連相』する能力など、文系的な力も活かせることがわかったことが大きな救いになりました。
あきらめずに続けたことで、こんな自分でも役立てるかもしれないと、少し希望を持つことができたのです。
キャリアパスについて
ぼんやり憧れて転職した私の場合、エンジニアとしての具体的な理想像がなく、誤解を恐れずに言うと、職務内容については今のところ強いこだわりはありません。
ただ、「もし入社した頃の自分のようにしゅわしゅわと消え入りそうな思いをしている人がいたら助けてあげたい」という思いはずっとあります。
現在、みんなが嫌な思いをせずに働ける環境作りを目指して、リーダーやマネージャーの下で、日頃の業務に加えて管理職の業務も学んでいます。
アルティウスリンクでは、インフラエンジニア、システム開発エンジニアなど、職務ごとにキャリアモデルが提示されています。
入社何年目でどんなジョブがあるか、それに対応する資格・スキルが提示されているので、理想像へのキャリアパスを明確にイメージすることができます。
理想の職務がはっきりしている方は、安心してキャリアを重ねることができますし、理想のエンジニア像が漠然としかない私のような人でも、多様なキャリアモデルが用意されていますので、あきらめずに続けているときっと未来が開けると思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。