自己紹介
2015年にKDDIエボルバに中途入社し、以来、主にネットワークやサーバなどのインフラ周りのエンジニアとして就業しています。
大学を卒業してから30歳を少し過ぎたくらいまでは、一般事務派遣で数社を渡り歩いており、エボルバ入社時点ではCCNAの勉強は始めていたものの、技術的な業務の経験は、ほぼない状態でした。
入社後・・・
入社して最初の半年間、レガシーとなった伝送設備の電源OFF、撤去作業のプロジェクトで、現地作業員向けの手順書作成を担当したのち、某生命保険会社のシステム子会社に親会社のネットワーク基盤運用・保守業務に配属されることとなりました。
業務内容は、新規業務システム導入時や、本社ビル移転プロジェクトなどにおけるネットワークにおける基本設計や、詳細設計・構築の際のベンダーコントロール、スケジュールや課題管理、エンドユーザである親会社からの承認を得るための説明が主となります。
前述の通り、エンジニアとしての経験はほぼない状態でしたので、しばらくは本当に苦労しました。
同じチーム内に派遣されていたエボルバの先輩エンジニアや、他社から派遣されているリーダーの手を(盛大に)お借りしつつ、行き帰りの通勤電車でCCNAの参考書や日経ネットワークなどを読み込んで技術知識をつけながら、小さいプロジェクトの担当であれば、なんとかやっていけるまでに成長させてもらいました。
周りの方々にはかなりのご面倒をおかけしましたし、私自身も現場に行く足取りが重い日もありましたが、この現場での経験なしでは、今の私はなかったと思います。
根気よく育成してくださった当時の現場の方々には本当に感謝しています。
次のステップへ
入社から3年後の2018年、次の配属先は学術研究ネットワークの運用業務を行っている現場でした。学術研究ネットワークとは、大学や各種研究機関が、各専門分野の研究を行うために使われる専用のネットワークのことで、ネットワークそれ自体の研究のためにも利用されます。
私が配属された現場では、官公庁配下の学術研究ネットワークの、主に国際区間の運用を担当していました。”運用業務”とはいうものの、実際には、複数ある学術ネットワークの課題解決や設計・構築にも携わる業務です。また、そのネットワークを監視・運用していくためのシステムも、基本的にはベンダに依頼せず自分たち自身で構築していくという、大規模ネットワークの運用業務としては、ほかにあまり類を見ない環境での就業となりました。
特筆すべき経験として、世界中の学術研究組織が集まる国際会合への参加や、年1回アメリカで開かれる技術のエキシビジョンイベントにおける実験展示用ネットワークの現地構築に携わらせてもらったことが挙げられます。
学術組織のコミュニティは、組織間の隔たりなく、みんなでよりよいネットワークにしていこうという思いが強いため、最新の技術動向や日々の運用業務から得られた知見などの情報を交換し合ったり、日本国内にいても他国のエンジニアとZoomで繋ぎながらトラブルシューティングにあたったりするなど、「国際協力」というものを身近に感じながら、業務にあたっていました。
現在
2023年4月からは、私自身の強い要望で、とある駅とその周辺の街の大規模再開発プロジェクトに携わらせていただいています。
ちょっと無理のある状況下での要望だったのですが、しっかり受け止めてくださり、調整にあたってくださった上長の皆様に感謝しています。
まだ始まったばかりではありますが、このプロジェクトで積んだ経験もいつか共有できればと思います。