エンジニアBLOG

2022/05/06

甘い匂いに誘われて

KDDIエボルバエンジニアブログをご覧の皆様、初めまして。
中途入社11年目、ナガノです。

私が今、対応しているのは、携帯電話基地局につながる回線の切替業務です。

現在、KDDIを含む通信事業各社は5Gと呼ばれる第5世代移動通信システムのエリアを
急ピッチで広げていますが、前世代のLTEで使用していた回線では5Gの要求にこたえられません。
そこで基地局までの回線も高速大容量のものに変える必要があります。

一言でいえば遅い回線から早い回線に切り替えるということですね。
この回線の切替え業務を担当しています。

特に難しいのは回線の先には無線機がつながっているので電波の停波があることです。

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前職では基地局建設に関わっていたので、現用無線機の停波に関わる業務は体調を崩すほど
神経を使った経験から、今度は管理という立場で基地局の切替業務に携わることになった時は
しばらく耳鳴りが止まりませんでした。

携帯電話は今や生活に欠かせないインフラとなっているので、電波が止まり携帯がつながらないと
110番、119番等緊急電話もつながらなくなります。責任のある仕事だと日々感じています。

今回そんなプレッシャーの中で仕事をしている方々に、日常を忘れることのできるすばらしい
趣味をご紹介したいと思います。

それは、カブトムシの飼育です。

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ちょうど今の時期、ホームセンターや昆虫を扱うペットショップに行くとカブトムシの幼虫が比較的
安い価格で販売されています。それを買って飼育するのが最も手軽です。

夏になると成虫も売っていますが、すぐに死んでしまうことが多いです。
そのため幼虫からの飼育が最もエキサイティングでおすすめです。

カブトムシの幼虫は私たちの身の回りにもいたるところにいます。
朽ちた木の下や竹やぶなど湿り気のある柔らかい土の下によくいますが、まれに
カブトムシじゃない幼虫だったりもするのでお店で購入したほうがいいでしょう。

必要なものは昆虫ケースと腐葉土です。100均で売っているもので十分です。注意点は
・土を乾燥させない
・直射日光の当たらない薄暗い場所で飼育
・幼虫が土の上に出てきたら土を変える。もしくは土をかき混ぜる(酸素不足の防止)

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カブトムシを大きくしたいときは幼虫の段階で大きくさせることが大切です。

某カブトムシ好きの芸能人が大きくするために成虫を引っ張ったという逸話がありますが、
成虫になってからでは大きくなりません。

人間と同じですね。

たまに飼育ケースの中にゴキブリが侵入しカブトムシと一緒にご飯を食べていることがありますが、
素早い動きと長い触覚に慣れればゴキブリは無害です。
ただし殺虫剤はダメ。さすがのカブトムシも死んでしまいます。

カブトムシの飼育は学ぶことが多いです。

小学生の息子は小学校のテストで、『昆虫のさなぎが成虫になることをなんという』という問題で
正解は『羽化』と書くべきところを『かんぜんへんたい』と書いて先生を困らせました。

テストは不正解でしたが、別の意味で大正解です。カブトムシも喜んでいることでしょう。

夏が終わればカブトムシの寿命も尽きます。
あの力強かった動きが次第に失われていく様子に思わず「夏草や 兵どもが夢の跡」と
つぶやかずにはいられません。

意外と手間がかからず、学ぶことも多く、秋にはちょっとセンチメンタルになるカブトムシの飼育。

興味のある方はぜひ。

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