エンジニアBLOG

2023/11/17

『要件定義』とは? 仕事の流れと必要スキル

自己紹介

初めまして、那須と申します。2017年の10月にKDDIエボルバに入社してから早6年、IT歴を数えたら、もう16年ほど携わっておりました。

運用手順書の作成から始まり、業務システム監視、利用者からの問合せ対応、ヘルプデスクの体制構築、社内システムの構築運用保守改善、要件定義や開発のディレクションなどなど、あまり好きな言い方ではないですが、下流から上流までいろいろやってきました。

どんな仕事もそれぞれ面白さはあったのですが、特に面白いと感じるのは「要件定義」です。

「要件定義」とは?

「要件定義」ってよく聞くけど、いったいなんなのでしょう?
私の感じ方で簡単に言えば「何をどうやって作るのかを決める」ことです。

例えば私がやってきた「要件定義」は・・・
・要求部門(サービスを考えてお客さまに提供する部門)が「こんなことをしたい!」と要求書を出してきます。
・要求書を読んで「新しい機能を追加するか既存機能を使うか」「どの機能のどこの処理をどんな風に変えるか」を考えます。
 (時には「これはうちのシステムでは何もできないな」「ほかのシステムがメインになるな」となることもあります)
・対応方法がまとまったら開発パートナーさん向けに、どんな風にシステム改修をしてもらうかを書き記した「要件定義書」を作成します。
・作成した「要件定義書」を基にパートナーさんにどう改修してほしいかを説明して最後の詰めを行います。
ここまでを「要件定義」と呼んでいました。

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さらっと書きましたが、担当しているシステムの業務や機能、対向システムとの関連性などの業務知識、パートナーさんや対向システム担当者との認識合わせや対応依頼、要求部門との折衝に必要なコミュニケーション能力、必要なことを漏らさずわかりやすく書き上げるドキュメント作成力、
これらの知識や経験を総動員して初めてカンペキな「要件定義書」が作れます。
(ちなみに私はパートナーさんに「既存機能の改修じゃできないから書き直して」と突っ返されたことがあります・・・)

いったいこの過程のどこに楽しさがあるのだろう、と思われるかもしれません。もちろんやっている間は心折れそうになることもあります。
それでも、
新しいことへの挑戦ができること、
難しいことをやりきるために工夫を凝らすこと、
そしてなにより出来上がったとき、思い描いた通りに動いた時の達成感!
これはなかなか他では味わえない楽しさです。

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どこかの誰かに「よかった!」と思ってもらえるシステムを作るための「要件定義」、とてもワクワクする仕事だと思いませんか?