エンジニアBLOG

2025/02/21

NW知識を生かしたSE業務の紹介

自己紹介

はじめまして!ITS推進本部のタバタです。
アルティウスリンクに中途で入って1年半が経ちました。

大学時代は文系専攻のため、仕事を始めてからIT技術に触れ始めました。
前職は映像配信機器やソフト、それらを組みわせたパッケージを構築/導入する会社にいました。ここで多くの機器に触れてきたのでいい経験になっています。

現場業務のご紹介

現場での業務について少しご紹介します。

ブログタイトルに書いているSEという業務を行っていますが、SEと聞くと何が思い浮かびますでしょうか??
一般的には「システムエンジニア」を思い浮かべるかと思いますが、当社では 「ソリューションエンジニア」をSEと略して呼ぶことが多く、私もネットワーク領域をメインとしたソリューションエンジニアに従事しています。

具体的にはお客様の課題に対してIT技術を使って解決図る役割をもっています。現場では上流工程の要件定義や提案を主な業務としています。案件受注後は設計や構築も行います。

実際に手を動かして機器を設定するということは少ないですが、今の現場では相対のお客様が特殊な業界ということもあり、検証室で機器を触ることができます。
(今の現場を希望した理由の一つです)

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NW技術を生かした業務(本題!)

前段で現場業務を簡単に解説しました。
次に具体的にどんな業務をしているのか、要件定義から提案までの流れを簡単にご紹介します。
業務について具体的にどのような形で行っているか、少しでも伝わればいいなと思います。

概要:EOL(End of Life=サポート終了)を迎えるスイッチのリプレイス
構成:Cisco機器2台を使用したstack構成

上記踏まえconfig(show tech)を元に要件定義を行います。
・スタティックルートは何行必要か
・VLANはいくつ設定されているか
・各ポートにどのVLANが割当たっているか
・冗長構成は取っているか。またなにを使っているか(stack、HSRP、VRRPなど)
・ACLの設定はあるか、どのような通信の設定を許可/拒否しているか
・音声トラフィックを通信させるスイッチの場合、QOSの設定がされているか
・SFPはなにを使っているか
・電源は冗長しているか

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上記の点をconfig(show tech)から読み取って要件定義書を作成し、パートナーへ見積もりを依頼します。場合によってはパートナーと打ち合わせもあります。その回答を元に提案書を作成し、お客様へご説明します。

提案ののち追加の要望を踏まえてパートナーと協議しながら、お客様から受注いただけるよう各方面と調整を続けるといった流れとなります。

ここで記載した業務はほんの一部です。受注で終わりではなく、設計/構築/切り替えをパートナーと共同で進めていきます。

おわりに

NW技術はわからなければ調べる、詳しい方に聞くといった積極的な行動が必要です。
また物理面ではSFPの種類や使用する光ケーブルの種類を考慮しないといけないので、要件定義の段階で考えることが多岐にわたります。

NW技術以外にも、パートナーやお客様との折衝だけでなく担当営業やその上長との調整、手に入った情報を整理してまとめるといったコミュニケーション力やドキュメント力も必要です。

日々の業務で常に知識の習得、折衝力やドキュメント力の鍛錬が必要ですが、習得した知識や経験を生かせる場面が多いので毎日充実しています。

余談ですが・・・
前職も今の現場も出張で全国へ出向くことも多いので、現地でのご飯が楽しみになっています。

最近は島根県へ出張に行ったので、出雲そばと島根の野菜を使った天丼、
カニがたっぷり乗った弁当を食べました。どちらも島根の名物でとてもおいしかったです。
近々すぐに島根に出張の予定があるので、また食べようと考えています。

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最後は少し脱線してしまいましたが、
このブログでソリューションエンジニアの業務に興味を持っていただければ幸いです。

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