人を知る
好奇心を原動力に
自己研鑽に勤しむ毎日
医療系技術職や事務職など、異色の経歴を持つA.Sさん。IT未経験から現在に至るまでの道のりや仕事のやりがいについて、お聞きしました。
エンジニアリング3部2ユニット
インフラエンジニア
A.S
鍼灸師、ユーザ系SIer企業などの事務職を経てアルティウスリンクに入社。現在はクラウドセキュリティサービスのプリセールス・ポストセールスを担当している。
※所属や取材内容は2024年当時のものです。
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心の向くままに仕事を選び、
気づけばネットワークエンジニアの道へ学生時代は一人で開業できることに魅力を感じ、鍼灸師を目指して医療系の専門学校に進学。そして、鍼灸院や整形外科での勤務をしているうちに、人と関わることの楽しみに目覚めました。
その後、もっと世の中を知りたい、視野を広げたいと思い立ち、これまでに全く関わったことのない事務職に従事。なるべく多くの会社を見たかったので、派遣社員として3社ほどの現場を経験しました。そのうちの1社が大手企業グループのSIerだったことが、ITの仕事に興味を持ったきっかけです。独学でITパスポートを取得したり、CCANについては講座を受け実機で学び、次の転職にてネットワークエンジニアになることができました。
ネットワークの詳細設計と構築の業務をメインに、やりがいも感じながら仕事ができていたのですが、大規模案件に携わりたい気持ちが膨らんできたこと、結婚を機にライフステージの変化の可能性を考えるようになったことから、転職を決意。夫の異動などにも対応して働いていける環境を求め、たどり着いたのがアルティウスリンクでした。
自社の設計構築請負業務だけでなく日本のインターネットを支える大手3大キャリアの1つであるKDDIグループでの業務があることも、大きな魅力に感じています。また、転職活動中も非常に早くレスポンスをいただけたことも、決め手になった要因です。 -
ユーザーの声を直接聞けることが
サービス向上の大きな励みに現在は、KDDIゼロトラスト推進部にてネットワークセキュリティ関連製品を担当しています。
基本的にはプリ/ポストセールス業務をしているのですが、比較的新しい製品のためナレッジが少なく、社内フローも整備しながら、手探りで対応をしているような状況です。検証の実施や、社内外向けにQA対応や啓蒙活動、社内フローの整備やナレッジ蓄積などを行っています。
今の現場で楽しいのは、設計構築・技術寄りではあるものの、お客様企業とも関われる場があることです。営業やフロントSEに帯同してお客様企業を訪問し、直接ご意見を伺える点は、品質向上を目指す上で大いに役立っていると思います。 -
苦手だったコミュニケーションが
いつしか楽しくなっていた印象的なエピソードを一つだけ挙げることが難しく感じるほど、本当に刺激的な毎日を過ごしています。そのような日々を通して成長を実感できている点は、チームワークを意識したコミュニケーションです。
現在携わっている現場では、自分の担当範囲外のことやわからないことでも進めていく必要があるため、チーム内だけでなく別部署、メーカー、お客様企業の力を借りながら業務を進めています。
元々は一人でできる仕事をしようと思っていたくらい、コミュニケーションに対する苦手意識がありました。現在も、決して得意とは思えていないので、会話や日々の関わり方を意識しています。
たとえば、自分がよく知らない分野について上司に尋ね、面識のない方を紹介された場合、突然伺ったら驚かれてしまうかもしれません。そこで「上司の○○さんからの紹介で来ました」と言うと、スムーズにつないでいただけたり。他にも、在宅勤務が増えコミュニケーションコストが高まっている昨今ですが、日頃から自チームチャットを活性化させ気軽に会話できる雰囲気をつくるなど、いろいろと試みております。
当たり前のようなことが大切なんだと改めて感じるとともに、そうした取り組みを通じて、仕事では関わらない飲み友達ができたりすることも面白さの一つです。 -
1日の流れ
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出社
(勤務開始)
〜朝会 -
お客様企業向け
資料の作成 -
休憩
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メーカーとの
定例会 -
プロジェクト
の調査・検証 -
退社
(勤務終了)
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好奇心を武器にして
業務領域を広げていきたいまずは勉強したいことが多いというのが率直な思いです。現在の業務では、ネットワーク全体を見て「適切なセキュリティは何なのか」と検討することが多く、一つの分野を掘り下げるためにも幅広い分野の知識が必要になることを実感しています。
有識者にお力添えいただくことが多いのですが、これからは自分ができることを増やしていかなければならないと、常々思っています。今はまだ世の中にない、新たなジャンルが生まれてくるかもしれませんが、それすらも楽しんでいきたいという心持ちです。
そんな風に思えるのも、年齢やキャリアに関係なく、スキルや能動性がある方に案件や検証を任せていただける、挑戦したい人を後押ししてくれる社風に支えられているからだと実感しています。