『札幌センター 命のリレーをつなげ！』献血活動　～献血バスで献血者減少の対策を支援、社員の気持ちを後押し

厚生労働省が発表した試算では令和9年度には約507万人の献血者が必要になるなど、医療機関の血液の需要は増加しています。一方で、個人の献血者数や企業や大学などの団体協力減少による慢性的な献血不足に加えて、長期保存が難しい輸血用血液製剤はゴールデンウィークやお盆、年末年始などの長期休暇期間、寒さや積雪で外出を控える冬季にも減少傾向になるそうです。

株式会社KDDIエボルバの札幌センター「Polaris_Sapporo®」は、輸血用血液製剤がひっ迫する年末年始を控えた11月下旬に、『札幌センター 命のリレーをつなげ！』と題して社員参加型地域貢献の献血活動を行いました。

本ブログでは、多くの方に献血への関心が広がり、輸血医療に役立つことを願い、札幌センターの献血活動の様子を紹介します。

KDDIエボルバには、全国の社員が各々考え、実践できることを一つひとつ取組むSDGs推進活動があります。『札幌センター 命のリレーをつなげ！』は、札幌地区で働く社員がSDGsゴール目標にある「3.すべての人に健康と福祉を」の実践に献血の協力を発案したことから始まりました。

札幌センター内で参加意向のアンケートを実施した結果、約300名の賛同・参加意思が寄せられたことから具体化し、日本赤十字社に団体協力を申込、献血バス（移動献血車「ひまわり号」）での献血活動が実現しました。
発案から実現までは約１か月弱、日本赤十字社の皆様の迅速なご手配に感謝しています。

献血バスが札幌センターに到着したのはお昼休憩が始まる30分前。事前に消毒をしていたセンターのエントランスに受付ブースを設営して日本赤十字社の医療スタッフさんたちが丁寧に準備を進めてくださいました。

参加者は、1人ずつ本人確認を済ませると、スタッフさんから献血した後の活用内容や同意説明を受け、問診アンケートに回答してから献血バスに乗車。

次に医師による問診と血圧・体温測定を行います。ここで、ヘモグロビン濃度が採血基準を満たしているかどうかの測定や血液型の事前検査を行い、採血へ。

今回は、昼休憩を利用した活動になったため短時間で対応できる全血献血※1を対象に実施しました。
個人にあわせて行った200ml、400mlの採血は、リクライニング式の採血ベッドでリラックスしている状態で行われました。各々、自分の時間を過ごしながら採血を行い、時にはスタッフさんが優しく声をかけて緊張を解きほぐしてくださる一幕も。時間がかかるイメージを抱く方もいらっしゃるかもしれませんが、全血献血の場合、1人10-15分程度で終了しました。

最後にスタッフさんに見守られながら10分間休憩、今回の献血を印字した献血カードを受け取ってバスを降車したら全工程終了！

今回の献血には、20代から50代まで幅広い年齢層の社員が参加し、事後に実施したアンケートでは、初めての献血になった方が全体の21%いました。経験者も2-3年ぶりが55%、10年以上ぶりが40%となるなど、献血バスを会社に呼んだことが、「関心はあったけれど行動できずにいた」「誰かの役に立ちたいと思っていた」という方の後押しや、「以前は献血に協力していたけれど献血センターに出向く機会を作れずにいた」という方の機会創出につながり、献血推進への協力に進んだことを実感しています。

また、参加者全員が「会社に献血車が来てよかった」と回答し、今後も定期的な実施を希望する声が多数寄せられました。札幌センターでは、今後も、社員が参加しやすい時期や日程を考慮しながら計画をしていきたいと考えています。

献血活動は、SDGsへの貢献だけではなく、厚生労働省の中長期計画「献血推進2025」※2における達成目標「安定的な献血の確保」への協力、献血への社員関心度の向上と機会の提供につながっています。
札幌センターでは、これからも地域社会に貢献する“地域に根差した企業”として、本活動が全国に広がるよう取り組んでまいります。

札幌センターは、自社ビルの「Polaris_Sapporo」だからできる社会活動を積極的に実践して、地域に根差す社会活動に取り組んでいます。センターで働く社員は、約1,500人。働きやすいオフィス環境や制度、地域活動などに魅力を感じて、地域の方々を中心に活躍いただいています。札幌でお仕事をお探しの方はぜひ当社の求人サイト「エボジョブ」をご覧くださいませ。

●KDDIエボルバは、豊かなコミュニケーション社会の実現を目指すSDGs活動として、働き方改革・ダイバーシティ・健康経営を推進し、イキイキと働くことのできる魅力ある職場環境の実現に取り組んでおります。