KDDIエボルバが全国4拠点に展開する障がい者雇用専門部署の一つに、ビニールハウス農業や管内清掃、花と緑に包まれた植栽業務を担う24名の障がい者スタッフが働く「山形グリーングループ」があります。
山形センター「やまがたワークプレイス」で働く社員と訪問客のみんなに『おもてなしの心と癒しを届ける』ホスピタリティ溢れる仕事ぶりに定評のある「山形グリーングループ」。そんな彼らが新たに始めた “雪像づくり”の挑戦の裏側を作品とともに紹介します!
■メンバーが発案!きっかけは「お正月飾り」
蔵王連峰を望む自然豊かな地で運営する山形センターは、500台分の駐車場に、センター建屋までの通路、エントランスと広い敷地があり、冬には、大型除雪車を外部委託して駐車場の除雪を行うほど雪深くなります。そして、大型除雪車が入れない障がい者駐車スペースや、ビニールハウスの周辺エリア、歩行者用通路の積雪を、社員や来客者の転倒や事故防止に雪かきをしているのが「山形グリーングループ」のメンバーです。
年に20回以上の除雪作業で出る自分たちの背丈を超える山の様な雪を廃棄するのも雪かきと同じくらい重労働。車や歩行の邪魔にならない場所を検討して移動させ、早く雪が溶けるように崩したりと地道な作業があります。
今回の雪像づくりは、そんな廃棄に困っていた雪を「楽しむ」アイテムに変えるアイデアでした。
いつものように除雪しながら雪を集めていた年始、『エントランスの門松の横に干支にちなんだウサギの雪像がいたら、出勤するみんなが気持ちよく仕事始めを迎えられるんじゃない?』というメンバーのホスピタリティの気持ちからスタート。
雪かきで冷えた体と裏腹に、熱く没頭して仕上げた計4体の初雪像は、メンバーそれぞれが思い描いたバライティーに富む「ウサギ」に。社員から「いつの間に!!」「かわいい」と好評!除雪作業にかける2~3時間の中で雪像づくりを続ける取組みが決まった瞬間でした。
<初作品:干支にちなんだ「ウサギ」で仕事始めに彩りを!雪だけでは難易度が高い長い耳>
■「花壇づくり」で鍛えた発想力、雪像モチーフのアイデア続々!
「山形グリーングループ」は、2015年から『潤いと豊かさを感じられる風景作り』を目指すCSR・地域貢献活動として、毎年、テーマを決めて山形センター正面に備えた140㎡の花壇にデザイン性の高い色とりどりの花々を育て、沿道を通る地域の皆様と当社で働く社員に彩りと季節の風をお届けしています。
そのアイデア力は、山形市花壇コンクール「地域・事業所の部」で5期連続受賞するほど!
新しいモチーフの雪像を見た人が思わず笑顔になったり、気持ちが晴れやかになるようにと、除雪が必要なほどの降雪が見込まれる前日には、「明日は何を創ろうか!?」とアイデアを考案して、1月から2月末にかけて創った雪像は5種!!雪像づくりのきっかけになった今年の干支「ウサギ」や、巨大雪だるま、節分にちなんだ「鬼」、バレンタインにあわせて作った大きな「ハート」、山形県のご当地キャラクターなど、沢山の作品を輩出しています。
「鬼」の雪像は、「鬼」というキャラクターに紐づく「強い」イメージを表現しようと、赤いカラーコーンを角に見立てた巨体に仕上げ、さらに、通行車道線が雪と凍結で見えにくくなって発生しがちな駐車場内の逆走を防止するための注意喚起につながる場所に設置して、目を引く存在感で安全強化の工夫も。
ある日突然に思わぬところに登場する雪像が社員へのサプライズにもなっていて、「いつの間にかできていてびっくり!」「クオリティが高い!」「溶ける前に写真を撮っておきたいー!」といった声も。
「山形グリーングループ」のメンバーも、「除雪作業が楽しくなった!」「次はもっと上手く創りたい」といった声や、仕上がりに満足したときには満面の笑みで「上手くできて良かったねー」、「みんな喜んでくれてよかった」と、やりがいをもって作業に取り組んでいます。
雪像は、小さいものは2~3日程度、大きなものは1~2週間ほど楽しんで、溶けてきたら終わりです。せっかくの力作もいずれは溶けてしまうと思うと残念ですが、メンバーは「次の作品を!」と意欲につなげています。山形センターの積雪は例年だと2月下旬には落ち着いてくるため雪像づくりもそろそろ終了です。雪解けを迎えたら次は、花壇に綺麗な花を咲かせる“土づくり”が始まります。
「山形グリーングループ」は、これからも、おもてなしの心と癒しを届ける業務に取り組んでいきます!
■KDDIエボルバのダイバーシティについて
当社は、年齢や国籍、障がいの有無にかかわらず多様な個性や価値観をもつ全ての社員がイキイキと働いて共生する職場を目指したダイバーシティ&インクルージョンに取り組んでいます。500名以上の障がいのある社員が活躍している当社では、障がいのある方は、誰にもある個性、得意・不得意をもつ「隣にいる人」です。
誰もが尊厳をもち、誇りをもって生きていける「ふつう」の社会が広がって欲しいという東京しごと財団とKDDIエボルバの想いを語り合った「障がい者雇用の今と未来を考える」対談も公開していますので、ぜひご覧くださいませ。
■山形センター「やまがたワークプレイス」では、ともに働く仲間を募集中!
やまがたワークプレイスでは、電話やチャットサポート業務を中心に、さまざまなお仕事をしています。広々としたカフェテリアに、大容量の駐車場と、働きやすいオフィス環境があります。短期から長期まで皆様のご応募をお待ちしております♪
職場風景やお仕事を知りたい方は、さくらんぼテレビ「潜入!!山形キラリ☆~魅力ある企業づくりとは~」で紹介された映像の掲載許可をもらい一部公開中ですので、ぜひご視聴くださいませ♪
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●KDDIエボルバは、豊かなコミュニケーション社会の実現を目指すSDGs活動として、障害者雇用と地方創生を通じたまちづくりへの貢献に取り組んでおります。