KDDIエボルバの農産物栽培拠点「幸 満つる郷 KDDIエボルバ 野蒜(以下 幸満つる郷)」に、アサヒ飲料株式会社様の新入社員の皆様がいらっしゃいました!!
今回の来訪は、自分の目で、耳で、身体で感じた経験から自社と地域、SDGsとのつながりを発見し、自由な発想・アイデアをビジネスに転換した新たな気づきで「共有価値の創造(CSV/Creating Shared Value)」をしていくアサヒ飲料様の「新入社員CSV研修」が宮城県東松島市で行われたことにより、実現しました。
東日本大震災の被災跡地で復興を目指す東松島市の地方創生・SDGsの取組み、地元の団体や農村、施設を歩き、楽しみながらさまざまな見学・体験をする10日間の研修2日目に行われた「幸満つる郷」の農作業体験はどんなものだったのでしょうか。障害者雇用、復興支援、地方創生の輪が広がって欲しいという想いを込めて、アサヒ飲料様の研修エピソードとともに、「幸満つる郷」が行っている企業見学を紹介します。
長靴を履くのはいつぶり?アサヒ飲料 新入社員の皆様と当社スタッフで記念撮影
(農作業体験は感染対策を徹底して行っています。本写真は撮影のためマスクを外しています)
研修が行われた4月、例年よりもあたたかな日差しが心地よい日和の朝とともに、新入社員の皆様をお迎えしました。
前日に初めて被災跡地を巡り「防災の言葉を理解していても、できていなかった」「備えることの大切さ、何を備えるべきか、一歩進んで、深く考えられるようになった」と、感じた気持ちを大切にしていらっしゃる様子の皆様に「幸満つる郷」についてお話をしてから、いよいよ農作業体験スタート!!
ワークショップの内容を知らないままお越しになった新入社員の皆様に「これから、ニンジンの種まきを体験いただきます」と伝えると、「農作業をやってみたかった!」と拍手が!さっそく、貸出用の長靴に履き替えたら、畑の前に全員集合!農業コンサルタントとスタッフの説明を聞き入る姿は、真剣そのものです。
小さな種を丁寧にまくアサヒ飲料 新入社員の皆様
ニンジン栽培は種まきで決まる!と言われるほどの大切なパートを担当した皆様、強くなってきた日差しをもろともせず、腰痛を訴えることもない若さ溢れるパワーで「ここで大丈夫?」「土はこのくらいだと薄い?」と互いに声を掛け合いながら、主体的に動いていらっしゃいました。
時間の都合で、土づくりや畝づくりを体験いただけなかったのが心残りでしたが、全6畝に種をまき終えて「土を触るのが楽しかった」「育ったら食べたい」と話す姿に、一緒に作業したスタッフ一同、元気と刺激をいただきました!きっと美味しいニンジンになるでしょう。7月の収穫が待ち遠しいです♪
■「幸満つる郷」と、農作業体験、企業見学について
アサヒ飲料様に研修としてお越しいただいた「幸満つる郷」は、東日本大震災で大津波被害を受けた宮城県東松島市にある野蒜(のびる)にあります。復興支援の想いをカタチにするため「笑顔を大切に」をスローガンに掲げ、地元の障がいのある方々、アクティブシニアの方々を社員に迎え、無農薬にこだわった農産物栽培や、地域活性化、緑化再生などさまざまな取組みを通じて、地方創生に貢献しています。
そんな「幸満つる郷」では、「ノウフク連携の現場を見てみたい」「身体・知的・精神のさまざまな特性をもつ社員が一同に活躍できている職場は珍しい、工夫を知りたい」「企業での一般就労、正社員雇用について詳しく知りたい」というリクエストに応えて、これまでに50社以上の企業様が見学にお越しになりました。見学をご希望の企業様がいらっしゃいましたらご相談ください。(ご相談窓口:hms-saiyo@altius-link.com )
●KDDIエボルバは、豊かなコミュニケーション社会の実現を目指すSDGs活動として、障害者雇用と地方創生を通じた東松島市の自然再生・まちづくりに取り組んでおります。