アルティウスリンクでは、中学生や高校生の皆さんが仕事について考えを深め、自身の将来を描く機会を提供するキャリア教育支援に積極的に取り組んでいます。2024年12月13日、那覇市主催の職業体験イベント「NAHA ミライ City in school」に出展! 中学校を訪問し、生徒の皆さんにコンタクトセンターのオペレーター役を疑似体験してもらいました。生成AIへの進路相談を体験するなど新しい技術にも触れていただき、楽しい学びの時間となりました。
■ 「那覇市の未来の担い手育成に向けたキャリア教育支援事業」の一環として職業体験を実施
「NAHA ミライ City in school」は、那覇市が展開する「那覇市の未来の担い手育成に向けたキャリア教育支援事業」の一環として、2022年から行われている取り組みです。市内にある企業・団体の職業体験を通して、社会・経済の仕組みや自分の暮らしとの関わりについて理解を深め、「働く」ことへの意欲を高めることを目的としており、毎年、医療・福祉、金融、運輸などさまざまな企業・団体が出展しています。アルティウスリンクでは、昨年に続き今回3回目の出展。中学生の皆さんに「働くことの楽しさ」や「仕事の魅力」を伝えるべく、当社の若手社員6名がはりきって出展の企画・運営を行いました。
■ アルティウスリンクってどんな会社? どんな仕事をしているの?
当社は、中学生にはあまり馴染みのないBtoB企業。ということで、まずはアルティウスリンクがどのような会社なのか紹介から始めました。1996年に設立され長く続いている会社ですが、社名が「アルティウスリンク」となったのは、まだ1年ちょっと前のこと。2023年に、りらいあコミュニケーションズとKDDIエボルバが経営統合し、会社規模は一段と大きくなりました。その結果、お取引しているお客様企業は1,300社以上となり、国内のみならず海外でも多種多様な業種のコンタクトセンター業務やバックオフィス業務を行うほか、エンジニアの技術者派遣なども行っています。
< 会社紹介で沖縄に拠点を設け25年以上になる地域密着企業であることをお伝えしました >
沖縄との関係は深く、1999年のセンター開所を皮切りに、現在では沖縄県内に7つの拠点を構えるまでに成長。おきなわSDGsパートナーにも登録し、沖縄をさらに盛り上げるべく、地域の人たちがもっと働けるよう沖縄での仕事を増やしています。さらに、那覇ハーリーや沖波祭などの地元のお祭りにも積極的に参加。地元愛溢れるスタッフが大勢働いており、仕事もイベントも全力で楽しんでいます。琉球ゴールデンキングスのスポンサーを行うなど沖縄に根差した活動をしていることをお伝えし、中学生の皆さんも当社に親しみを感じてくれたようです。
■ 会話しながら入力する難しさを実感! ヘッドセットをつけて電話対応を疑似体験
アルティウスリンクではコンタクトセンター業務やバックオフィス業務を行っていますが、その中でもメインとなるのが電話応対。中学生の皆さんにも、オペレーターとして電話応対を疑似体験してもらいました。
「アルティウスフーズ」という架空の宅配サービスの受付業務という設定のもと、当社の社員がお客様役となり、生徒の皆さんはスクリプト(台本)を見ながらオペレーター役に挑戦! この業務に設定されたミッションは、「明るく、ていねいな応対でお客様のご注文をサポート」です。実際のコンタクトセンターでも、お客様企業や業務内容によってそれぞれにミッションがあり、日頃からこのミッションを果たすべく仕事をしています。中学生の皆さんにも、ミッションを意識した応対をがんばってもらいました。
< 当社の社員がお客様役となり、生徒の皆さんはオペレーターになりきってもらいます >
初めての体験にドキドキしながら、実際に業務で使用しているヘッドセットと同じものを装着。「ヘッドセットがかっこいい!」なんて声も上がりました。ヘッドセットを使えば受話器を持つ必要はなく、同時にパソコン操作が可能になります。生徒の皆さんも、スクリプトを片手にお客様役と会話をしながら、同時にパソコンを操作して「電話番号」など情報を入力。話しながらのタイピングは慣れないと難しく、入力に戸惑いながらも、皆さん会話はとてもスムーズにできていました。
< スクリプトを読み上げながら会話を進めます/話しながら同時に入力することにも挑戦! >
「中学生が電話をするのは、スマホを使って直接友人や家族と話すときくらいなので、とても良い経験になった」「本物のヘッドセットをつけ、パソコンを操作しながら電話応対することで、社会人になった気分を味わえた」といった感想もあり、大いに盛り上がったオペレーター体験。仕事の難しさや大変さだけでなく、業務をやり遂げたときの楽しさや達成感を少しでも感じていただけたら、うれしいです。
■ 生成AIを使ってみよう! AIに進路相談したら、どんなアドバイスが返ってくるのか?
体験プログラムの2つ目は、生成AIを実際に使うこと。ここ数年で飛躍的に性能が向上した生成AIは、文章の作成・要約や情報の分析、画像の生成などさまざまなことが可能になり、コンタクトセンター業務や事務業務などでも活用されるようになってきています。今回は、生成AIを使って生成AIへの進路相談を体験してもらいました。
生成AIの能力を最大限に生かすためには、具体的で明確なプロンプト(指示)が重要です。今回は、生成AIに「中学生の進路相談担当の教師」という役割を与え、生徒さんの将来の夢から適切な進路を提示するよう設定。さらに、「プロのリクルートエージェント」という役割を与え、生徒さんと質疑応答を繰り返して価値観や性格を分析し、個々に合わせて具体的な職業や業界を提案するよう指示しました。果たしてどのような職業が提案されたのでしょうか。
< 生成AIの能力を生かすためにはプロンプト(指示)が肝心!/本人の志向や適性に合わせて職業が提案されます >
生徒の皆さんの漠然とした夢に対して生成AIから具体的な職業が提案され、夢が現実味を帯びてきます。また、意外な職業や自分たちの知らない職業を紹介されることもあり、どのグループもわいわいと楽しそう。厚生労働省が定める職業分類では、なんと 約1万8,000種類以上の職業があるといいます。これから新しい職業もさらに増えて行くでしょうし、将来どんな職業につくのか想像するだけでもわくわくしますね。中学生の皆さんの将来は未知数ですが、その可能性は無限大です。ぜひ、広い視野でたくさんのことにチャレンジして、自分らしい職業を見つけてほしいと思います。
< 生成AIに進路相談! どんな職業が提案されるのか、皆さん興味津々です >
■ 当社の社員も多くの学びと気づきを得られた貴重な体験に感謝!
今回も沖縄県内で勤務する当社の若手社員が中心となり、企画から当日の運営までを行いました。対象が中学生ということもあり、体験プログラムの内容や、どこまでかみ砕いて説明すれば良いのかに悩んだといいます。より良いものにしようと何度も修正を重ね、資料作成はギリギリまで続きました。
事前準備は大変でしたが、当日は6名でコミュニケーションを取り合い、無事に職業体験を進めることができました。「もう一度トライしたい!」という積極的な生徒さんの声もあり、 今回の体験を楽しんでいただけたようで、社員一同うれしく思っています。当社の社員も多くのことを学ばせていただき、当社にとっても貴重な体験となりました。
< 若手社員6名が出展を企画・運営!/何年ぶりかの給食に、メッセージ付きのお菓子までいただきました >
アルティウスリンクでは、次世代における職業意識の形成に寄与するため、今後も地域の中学生の職場体験をはじめ、キャリア教育支援に協力してまいります。