株式会社KDDIエボルバ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:若槻肇、以下KDDIエボルバ)の障害者雇用と地方創生に取組む農産物栽培拠点「幸 満つる郷 KDDIエボルバ 野蒜(以下 幸満つる郷)」は、住友林業株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役執行役員社長:光吉敏郎、以下 住友林業)が2020年10月28日に開催した「奥松島自然再生ボランティア」において、マルバシャリンバイ、トベラ、ヤマザクラなど地域の自生種の苗木 640本の植樹活動に参加いたしました。
幸満つる郷は、住友林業が2017年に「奥松島自然再生ボランティア」の試験活動として開始した「酸性度の高い土壌への植林に適した樹種の選定や植樹方法検討」より参加しています。大津波被害を受けた東松島市の防災林の緑化再生と、復興支援につながる本活動の参加により、幸満つる郷の活動拠点である野蒜地域の生物多様性保全・自然再生への貢献を目指しています。
2019年の野蒜沿岸沿い「奥松島絆ソーラーパーク」付近での第1回植樹活動では、苗木の生育保護に役立つ植樹専用の苗木ポット421個を組立て、提供いたしました。苗木の約90%の活着を確認した本年の第2回植樹活動では、苗木の保護と健全な生育につながる下刈りと、新たな苗木640本の植え込み作業に参加いたしました。
現在、幸満つる郷では、同ボランティア活動への提供に向け、地域で採取したマルバシャリンバイの種子を育苗する取組みをしています。種子を2か月かけて発芽させた450本の苗は成長に合わせてポットの植え替えをし、ビニールハウス内で3年かけて管理栽培しており、来年、植樹可能な大きさに成長後、住友林業に提供を予定しています。
幸満つる郷は、今後も、地域の障害者とアクティブシニアの雇用を推進し、農産物栽培や販売、コミュニティイベント開催に加え、地域の樹木の育苗や植樹ボランティアを通じ、東松島市の自然再生と復興支援に取組んでまいります。
●KDDIエボルバは、豊かなコミュニケーション社会の実現を目指すSDGs活動として、障害者雇用と地方創生を通じた東松島市の自然再生・まちづくりに取り組んでおります。