2年連続・アサヒ飲料の新入社員が「幸 満つる郷 KDDIエボルバ野蒜」で農作業体験！地方創生・SDGsを学んで「共有価値の創造」へ

KDDIエボルバの農産物栽培拠点「幸 満つる郷 KDDIエボルバ 野蒜（以下 幸満つる郷）」に、アサヒ飲料株式会社様の新入社員の皆様が研修にいらっしゃいました！！
アサヒ飲料様では、新入社員研修のカリキュラムに、『自分の目で、耳で、身体で感じた経験から自社と地域、SDGsとのつながりを発見し、自由な発想・アイデアをビジネスに転換した新たな気づきで“共有価値の創造（CSV／Creating Shared Value”』を取り入れています。

昨年に引き続き、東日本大震災の被災跡地で復興を目指す宮城県東松島市の地方創生・SDGsの取組み、地元の団体や農村、施設を楽しみながら見学・体験する10日間の研修が行われ、2日目に「幸満つる郷」へ。
大津波被害を受けた土地の瓦礫や石を取り除き、土を入れ替えて農産物栽培拠点に再生した「幸満つる郷」の事業や地方創生・地方協創、障がい者雇用推進の取組みをお伝えし、農作業を体験いただきました！

当日は、連日の強風が止んだ晴天！全スタッフと一緒にラジオ体操をしてから「幸満つる郷」の事業や取組み紹介の座学をスタート。
スライドを投影しながら説明を始めると、「障がいのあるスタッフが特性をいかして働くための工夫」や「スマート農業が障がい者雇用推進現場でどんな効果が得られるのか」「幸満つる郷をモデルケースにした他地域での展開計画」「障がい者雇用推進とBPO・コンタクトセンター事業の相乗効果」など、「ダイバーシティ」「本業貢献」の核心をついたビジネス視点の質問が続き、当初30分の予定が1時間超になるほど。大変有意義な時間となりました。

また、農作業体験前、スタッフから栽培や収穫、出荷前作業、販売ルートの説明をしていた際に、「すべての野菜は、規定のサイズ・形状を満たしているか、傷みや変色はないか、手作業で丁寧に検品して合格したものを出荷している」ことを紹介すると、学生時代から人や環境への配慮を教育現場や専門的な研究でSDGsを学んできている世代、かつ、飲料水を扱う企業で働く皆様の関心は「フードロス対策」へ。

「幸満つる郷」では、規格に満たないものはSDGsコーナーのある直売所で販売したり、自社開催の試食販売会マルシェで詰め放題企画をすることでフードロス解消を行い、お客様から「この量でこんなに安いなら嬉しい」「新鮮な野菜をお得に買える」と喜んでいただいています。お客様が喜ぶ解消法に皆様も納得のうなずきをしていらっしゃいました。

農業体験では、ニンジンの種まきと、ハウス栽培しているベビーリーフ試食会を行いました。
農業コンサルタントから「ニンジンの特性と栽培方法、種まきの手順」を説明して、履きなれない長靴で畑に足を踏み入れたら、いよいよ農作業体験スタート！

36mある２畝の畑に種まきする作業は、4cm間隔で小さな種を数個ずつまいて、軽く土をかぶせます。実は、ニンジン栽培は種まきで決まる！発芽するまでが勝負！と言われるほどの大切なパートを体験いただいたのですが、ひるむことなく、間隔を図るゲージを動かしながら、仲間同士で連携して、「はい次、はい次」と手際よく作業する度胸のある姿は、初めての農作業とは思えないほど。効率的に時間内に２畝の種まきを終わらせようと集中する姿勢に、社会人としての資質の高さが伺われました。


ハウス内でのベビーリーフの試食会では、ロロロッサとルッコラの２種類を味比べ。ここでも洗わずに摘みたてを食べる試食にも迷うことなく口に運んで、「新鮮でおいしい」「もっと食べたい」「味がしっかりついている」と味わっていらっしゃいました。
「幸満つる郷」自慢の野菜を美味しいと喜んでいただき、スタッフ一同、感無量でした。

東松島市内の研修地に「幸満つる郷」を選び、体験にお越しいただき、ありがとうございました。皆様が種まきしたニンジンは7月に収穫予定です！収穫後、宮城の方々の食卓に並ぶのを楽しみにしてくださいませ。

アサヒ飲料様に研修としてお越しいただいた「幸満つる郷」は、東日本大震災で大津波被害を受けた宮城県東松島市にある野蒜（のびる）にあります。復興支援の想いをカタチにするため「笑顔を大切に」をスローガンに掲げ、地元の障がいのある方々、アクティブシニアの方々を社員に迎え、無農薬にこだわった農産物栽培や、地域活性化、緑化再生などさまざまな取組みを通じて、地方創生に貢献しています。

そんな「幸満つる郷」では、「ノウフク連携の現場を見てみたい」「身体・知的・精神のさまざまな特性をもつ社員が一同に活躍できている職場は珍しい、工夫を知りたい」「企業での一般就労、正社員雇用について詳しく知りたい」というリクエストに応えて、これまでに50社以上の企業様が見学にお越しになりました。見学をご希望の企業様がいらっしゃいましたらご相談ください。（ご相談窓口：hms-saiyo@altius-link.com ）

●KDDIエボルバは、豊かなコミュニケーション社会の実現を目指すSDGs活動として、障がい者雇用と地方創生を通じた東松島市の自然再生・まちづくりに取り組んでおります。