当社の農産物栽培拠点「幸 満つる 郷 KDDIエボルバ野蒜(以下 幸満つる郷)」のスタッフ達が、住友林業株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:光吉敏郎、以下 住友林業)が開催する今秋の『奥松島自然再生ボランティア』活動の植樹前の草刈りに参加しました!
これまで植樹活動を紹介してきましたが、今回は、植樹前の草刈り写真とともにレポートします!
植樹活動『奥松島自然再生ボランティア』は、東日本大震災の大津波被害をうけた宮城県東松島市野蒜海岸付近の湿地再生による観光復興を目指している市の要望をうけ、その一環として防潮堤へ植樹する住友林業グループの活動で2019年より本格的に開始。KDDIエボルバは、2017年の「酸性度の高い土壌への植林に適した樹種の選定や植樹方法検討」のトライアル植樹活動から参加し、これまでに地域に自生するマルバシャリンバイの種子を採取して育苗した苗木を約630本納め、毎年、初夏の草刈りもしています。
<動画で見る2022年植樹活動>
今年の草刈りは、住友林業グループや地域の皆さま総勢60名に、当社からもスタッフ6名が参戦!現地集合し、除草作業の手順説明と担当割りの後にみんなで準備体操!さらにチームワークで乗り切るために、チームごとに自己紹介をしあってから草刈りスタートしました。
当社スタッフは持参した長靴とヘルメット、軍手を装着。鍬を手にして斜度の高い防潮堤を、バランスを取りながら登り、担当区画の草刈りに着手。昨年までに植樹した木々の活着や成長を確認しつつ、木に養分が行き渡るように周辺に茂る雑草を刈り取っていきます。春から芽吹いた草の中には、1mをゆうに超えるものから、蔓を四方八方に伸ばしたものまでさまざま。雑草とは思えないほどの強さのある葉が作業するたびに激しく揺れるので、顔や目を傷つけないように、滑り落ちそうになる足元に力を入れて、腰を落として重心を整え、安全第一を念頭にしながらも、慎重かつ大胆に、スピード感をもって作業を進めていきます。
当日は、夏の日差しが強い晴天でしたが、水分補給と、ときおり吹いてくる潮風にあたって休憩をこまめにとる熱中症対策も忘れずに行いました。お昼は、地元のレストランが作った唐揚げや天ぷらなど濃いめの味付けがたまらないボリューム満点のオリジナル弁当をいただき、汗をかいた身体にエネルギーチャージ!計4時間に及んだ除草作業で、全員が無事にすべての区画を終了することができました。
気力も体力も奪われる作業でしたが、草刈りをした防潮堤の脇道にそって達成感を味わいながら撤収するスタッフ達の姿は、集合した時よりも逞しく、さながら「レンジャー」のよう。
植樹は冬に入る前に行う予定です。海岸の防風林再生の風景を見られることが、地元から通勤するスタッフ達にとって嬉しく、育苗から除草、植樹と多くの人の手と時間を経て少しずつ進む植樹活動にボランティアとして参加していることを誇りに思っています。
これからも、豊かな自然の再生、地域自生植物の未来への継承という地元の方々の願いを実現し、また、海水浴場として人気のあった奥松島の観光資源再生に向けて、「幸満つる郷」は、地域に根差した活動を通じて、東松島市の復興を支援してまいります。