アビリンピックやまがた2023(第21回山形県障害者技能競技大会)は、職業能力の向上を図るとともに企業や社会における障がい者雇用の理解・促進を図ることを目的として毎年開催されています。全国4か所にあるKDDIエボルバの障がい者雇用の専門部署の一つ山形グリーングループが大会に初出場し、出場メンバーのうち2名がそれぞれ、ビルクリーニング初級部門の優秀賞と技能賞に輝きました!
<表彰式のあと輝くメダルを首にかけ、大会マスコットキャラクター「アビリス」と記念撮影>
■競技開始後は職人の顔つきに!?日ごろの仕事の成果を最大限発揮した大会当日をお伝え!
メンバーの更なる成長機会の創出を目指し、大会への初出場を決めた山形グリーングループでは開催約2か月前より準備を開始!管理者および指導スタッフで大会の模擬環境を整えたり、前年のアビリンピック全国大会の動画をみて研究を行うなど、グループ一丸となって準備を進めました。
<練習の様子 業務の合間をぬって一日30分ずつ競技練習に励みました>
今回、大会に参加したメンバーは全部で4名。普段は山形センターの清掃チームとして、館内清掃や衛生管理に携わるメンバーです。清掃のプロとして業務に携わっていますが、清掃を競技として行うのは初めてのこと。出場メンバー全員が日ごろの技能を発揮できるように、大会1か月前からは業務の合間をぬって一日30分ずつ競技練習に励みました。
競技練習では、メンバーそれぞれの得意不得意に合わせた練習を行いました。練習も佳境を迎えると、他のスタッフにも協力をしてもらい、観客役を配置するなど、本番に限りなく近い環境のなかで繰り返し練習を行いました。
そして迎えた本番当日――。ビルクリーニング(初級)では、会場内に設けた模擬オフィスにおいて、持ち時間8分のなか、ダスタークロスを使った清掃と机上清掃などを行います。また、サービス業としてのマナーも重要視されます。しっかりと練習に取り組むことができた自信から、競技前は終始リラックスした様子でしたが、競技開始後は一変して職人の顔つきに!?出場メンバーそれぞれが緊張しながらも、テキパキとした所作(作業面、挨拶面の両面)ができており、作業の正確性、適切な道具の使い方の観点からも、練習の成果を充分に発揮することができていました!
<競技の様子 まずは脱帽して大きな声で挨拶を行います(写真左)テキパキとした動作で作業を行うことができました>
<出場メンバーと会場に駆け付けた管理者メンバーでパチリ📷 とても充実した表情をされています!>
■『参加して良かった!』出場したメンバーとグループ全員で今大会を振り返り!
山形センターで執り行われた授賞式では、4人の競技を動画で振り返りながら、苦労した点やうまくいったことなどを本人たちにインタビュー!みんなで振り返りを行い、競技にチャレンジした4人を賞賛しました。指導役として活躍したメンバーからは「指導にあたっては自分自身が見本を見せながら行いました。4人それぞれ無事に競技を終えることができてほっとしています!」とのコメントや、管理者より「練習に集中できたのもほかのメンバーの協力があってのこと。みんなで獲得した賞です!」との話もあり、山形グリーングループ全員で喜びを分かち合いました。
今回、初めての大会出場にチャレンジしたメンバーに今大会の感想を伺いました。
- 緊張しましたが、練習の成果を発揮できて、賞をもらう事ができてうれしかったです
- 来年は違う競技でも参加してみたいです
- 最初はできるか不安だったけど、自分なりにうまくできたので、参加して良かったです!
<表彰式は山形グリーングループメンバー、関係者みんなで喜びを分かち合いました!最後にみんなで記念写真📷>
「来年は自分も参加したい!」というメンバーも多数いるとのことで、今大会への出場が参加したメンバーだけでなく、山形グリーングループ全体の仕事に対する意識や成長意欲にもつながったようです。
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