アルティウスリンクでは、新卒採用としてキャリアプランに合わせて選べる複数の職種を用意しています。領域を定めず幅広い分野で事業を推進する「総合職」のほか、エンジニアとして専門性を発揮する「ITスペシャリスト職」、働く事業所を限定した転勤のない「事業所限定職」があります。
本ブログでは、新たに46名を迎えたITスペシャリスト職の新入社員研修の模様を数回にわたってお伝えします。vol.1は4月に行われたビジネス・ヒューマンスキル研修編です。ぜひ最後までご覧ください!
<研修は23名ずつの2グループに分けて実施しました!>
■「お客様と共創できるエンジニア」とは?~研修カリキュラム概要~
ITスペシャリスト職の新卒研修は、『お客様と同じ立場で課題を探り、チーム一丸で解決策を考え、磨いた技術を活用したソリューションやサービスをお客様と共創できるようなエンジニア』になるために、4月から7~8月の本配属までの約3~4か月にわたって実施します。この研修期間に、経験学習サイクルを定着させ、学びの習慣化により、自律自走人財の土台を作ります。
入社後すぐに、ITスペシャリスト職の全新入社員が「ビジネス・ヒューマンスキル研修」を受講。その後、インフラとシステムそれぞれの技術領域に分かれてテクニカルスキルの基礎を学ぶ「テクニカルスキル研修」の2軸で構成しています。本配属後も、フォローアップ面談や研修を定期的に行い、1年間を通じて新入社員の成長をバックアップしています。
ここからは、ビジネス・ヒューマンスキル研修の最終日に行われた「情報把握・状況対応研修」の模様をご紹介します!
■客観的な視点で見なりを整え、人前に立つ意識を全員で共有
ITスペシャリスト職の研修では、毎日の朝礼でチェックシートを基にした身だしなみチェックを行います。配属されるお客様企業のドレスコードはさまざまであり、配属後にアルティウスリンクとしての身だしなみを共有する機会は少なくなります。そのため、配属前の研修期間中に新入社員同士がペア(もしくは3名)になってお互いの身だしなみをチェックし、客観的な視点で身なりを整え、人前に立つことを意識します。
<朝礼ではペアになってお互いの身だしなみをチェック、身なりに対する意識を共有します>
また、この日は社員証の交付も行いました。一人ひとりの顔写真が印刷された社員証と共に、当社の特例子会社株式会社ビジネスプラスが製作したケースも手渡されました。
■今年度から実施!「情報把握・状況対応研修」
今年度より新たに実施した「情報把握・状況対応研修」では、より短い時間で多くの情報を引き出し、その状況に応じて行動するスキルを習得することで、ビジネスにおけるコミュニケーションを円滑に進め、行動や結果の早期実現につなげることを目的にしています。
最初のワークでは、一枚の写真からできるだけ多くの情報を収集するワークを行いました。まず、個人ワークで「服装が半袖なので暖かい場所にいる状況?」や「開放的な場所でミーティングをしているから自由な社風の可能性があるのかも」など、一枚の写真から見て取れる情報を書き出し、次に、グループワークへ移行してそれぞれの情報を共有。その後、グループの意見をまとめて発表するという流れで進めます。
これは各個人の物事の捉え方や情報の取り方の違いを認識することで、一人の視点だけでは得られない多くの情報を取り入れ、最善のプロセスを創造していくエンジニアとして求められるスキルをつける練習となります。
<一枚の写真のなかから人物や背景などから得られる情報を書き出します>
また、グループごとの発表では、個々人の発言を列挙した発表者に対し、講師よりグループでの意見を求められた場合には、発言の内容を整理し、グループ内で話し合った結果を意見としてまとめる必要があることが伝えられました。
<インテリジェンスフィールド合同会社の講師がビジネススキル習得の重要さを丁寧に教えてくださいました>
■短い時間で相手から多くの情報を引き出すためのテクニック
二つ目のワークは、電話対応で得た情報を上長に伝え、指示を仰ぐエスカレーションの練習です。スマートフォンが普及した現在、日常生活ではテキストでのコミュニケーションが主流になりつつありますが、ビジネスにおいては電話を使用する機会が多くあります。また、配属されたばかりの新入社員には、どのような問合せがあるかを把握するために電話対応を任されることも少なくありません。
このワークは、3人のチームで、顧客と対話者、管理者(上長)に扮し、三者間でどのように顧客に寄り添いながら対話し、要望を情報として引き出して上長に報告・指示を仰ぐかという配属後を想定したシーンで行いました。
<顧客役が対話シナリオから問合せをし、対話者がヒアリングした情報をメモに書き留めます>
通話中の短い時間のなかで、相手の要望を理解し、即答できない場合には、エスカレーションに必要な情報を過不足なくヒアリングする。その情報を聞き出すためには、基本的な「5W1H」やコンタクトセンターでも活用されるあいづち・復唱、オープン・クローズドクエスチョンなどのテクニックの習得が必要であることが伝えられました。
■いつ誰が読んでも「短時間で把握できるわかりやすい文章」とは?
最後に行ったワークでは、グループで議論しあった内容を議事録にまとめることに挑戦。議論のテーマは「研修期間中に同期全員が着実に資格取得達成するにはどのような取り組みを行うべきか?」。実際にITスペシャリスト職の全員が資格取得に挑戦をするため、自分事化しやすいテーマです。グループごとにファシリテーター、記録係、発表者を決定し、議論がスタート!
<各々のスキルや性格を配慮しながら、取り組みのアイデアを出し合います>
議事録は、会議に参加していない人も見るため、いつ誰が読んでも短時間で把握できることが重要です。そのため、どのようにまとめていくかも考えながら議論を進めます。開催日時や出席者などの基本情報の後は、結論から書くグループや検討プロセスから書くグループなど、それぞれ特色ある議事録に。
また、今回の議事録は、発表も兼ねているため、模造紙に手書きで作成します。時間内に完成させるために一斉に下書きをマジックで清書したり、タイマーで時間を測ったりと時間管理に対する工夫が随所に見られました。
<時間内に完成させるために時間管理や複数人での作業で効率化!>
<各グループそれぞれのアイデアが詰まった議事録を代表者が発表しました>
新卒研修のスタートをきった46名のITスペシャリスト職の新卒社員たち。チーム一丸となって課題に取り組み、解決策を導き出していく姿は頼もしく見えました。こうして講師陣から多くの知識を学び、約2週間のビジネス・ヒューマンスキルの研修を終えました。この翌日より、インフラとシステムそれぞれの技術領域に分かれてのテクニカルスキルの研修へと移ります。新入社員の皆さん、
本配属となる7~8月まで研修は続くので、ぜひ多くのことを学んでください!
次回は、テクニカルスキルの基礎を学ぶ「テクニカルスキル研修編」です。ご期待ください!