アルティウスリンクの農産物栽培拠点「幸満つる 野蒜農園」に、アサヒ飲料株式会社様の新入社員の皆様が研修にいらっしゃいました!!
アサヒ飲料様は、「100 YEARS GIFT=100年先の未来へ、ワクワクと笑顔のギフトを。」というCSV (Creating Shared Value/共有価値の創造)コンセプトを掲げており、「健康」「環境」「地域共創」に取り組まれています。今回の東松島での研修も地域や生活する人の想いに向き合い、自分達に何が出来るかを考え、働く上での原体験を作り、『働く上での大切なスタンスを体験する』ことを目的で実施されています。
<アサヒ飲料様の新入社員14名と「幸満つる 野蒜農園」のスタッフで記念撮影>
過去2年と同様に、東日本大震災の被災跡地で復興を目指す宮城県東松島市の地方創生・SDGsの取り組み、地元の団体や農村、施設を見学・体験する10日間の研修が行われ、4日目に「幸満つる 野蒜農園」へ。
大津波被害を受けた土地の瓦礫や石を取り除き、土を入れ替えて農産物栽培拠点に再生した「幸満つる 野蒜農園」誕生のエピソードや、地方創生・地方協創、障がい者雇用推進の取り組みをお伝えし、農作業を体験いただきました。
前半は、屋内で溝江所長による事業所説明と質疑応答を行いました。
<左:溝江所長による事業所説明 右:事業所スタッフの自己紹介>
事業説明が約30分だったのに対し、質問は1時間弱もあり、新入社員の皆様の興味関心の高さがうかがえました。質問の内容も「事業所の成り立ち」や「事業所の経営・採算に関する質問」、また、「障がいのあるスタッフと一緒に働く上で注意・配慮していること」など多岐にわたりました。これまでの研修で学んだことも踏まえながらの多岐にわたる質問は、CSV経営に関するインプットが感じられる、ビジネスパーソンらしい質問ばかりでした。
その後、事業所スタッフの自己紹介を行い、全員で畑に向かいました!
■スタッフと新入社員のペアで行う農作業体験
後半の農作業体験では、種まきと水やりの作業を行っていただきました。
種まき作業は、4種類(チンゲン菜・小松菜・からし菜・水菜)の種を野菜の種類ごとに分担し、事業所のスタッフと新入社員がペアになって行いました。このペアによる作業は今回が初めて試み!これまでも少人数のグループで作業を行っていましたが、より積極的な参加と交流を目的に実施しました。15㎝間隔で穴があけられた畝を覆うビニールのマルチに、新入社員が種を2粒ずつ置き、事業所スタッフが土をかぶせる連携作業です。小さな種を扱う慣れない作業はかなり難しく、種をこぼしてしまう場面も!?
ペアで作業を行った結果、双方の距離が縮まり、作業に関する質問だった会話が自然とプライベートな話題へと移り、短いながらもお互いを知る良い時間となっていました。
<共同作業をするうちに自然と会話も弾み、楽しい雰囲気に包まれながら作業が進みました>
<ペアで行った種まき作業の後、全員で水やりを行いました>
最後に、溝江所長の挨拶で約2時間の研修が終了しました。今回種まきした野菜たちは6月頃に近隣のスーパーや仙台一番町のブルーリーフカフェで、毎月第3・第4木曜日に行うマルシェなどの店頭に並ぶ予定です!
アサヒ飲料の皆様、「幸満つる 野蒜農園」での農作業体験にお越しいただき、ありがとうございました。
■「幸満つる 野蒜農園」の農作業体験、企業見学について
今回でご紹介した「幸満つる 野蒜農園」は、東日本大震災で大津波被害を受けた宮城県東松島市にある野蒜(のびる)にあります。『笑顔と、一つひとつの「つながり」を大切に、積極的にチャレンジ』をスローガンに、地元の障がいのある方々、アクティブシニアの方々を社員に迎えた雇用創出と、無農薬にこだわった農産物栽培や、地域活性化、緑化再生などさまざまな取り組みを通じて、復興支援の想いをカタチにする地方創生に貢献しています。
「ノウフク連携の現場を見てみたい」「身体・知的・精神のさまざまな特性のある社員が一同に活躍できている職場は珍しい、工夫を知りたい」「企業での一般就労、正社員雇用について詳しく知りたい」というリクエストをいただき、これまでに50社以上の企業様が見学にお越しいただいています。
見学を検討されている場合には、ぜひご相談ください。(ご相談窓口:hms-saiyo@altius-link.com)
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アルティウスリンクは、豊かなコミュニケーション社会の実現を目指すSDGs活動として、障がい者雇用と地方創生を通じた東松島市の自然再生・まちづくりに取り組んでおります。