アルティウスリンクでは、新卒採用としてキャリアプランに合わせて選べる複数の職種を用意しています。領域を定めず幅広い分野で事業を推進する「総合職」のほか、エンジニアとして専門性を発揮する「ITスペシャリスト職」、働く事業所を限定した転勤のない「事業所限定職」があります
2024年度は、総合職として55名が入社。本ブログでは、2か月にわたって行われる総合職の新入社員研修から、まずはvol.1として社会人としての基礎と会社について学ぶ様子をお伝えします。
<新入社員が一同に会しての集合研修がスタート!/講師の話に全集中!>
■ 会社について知り、社会人としての基礎を身に付ける
社員の成長=会社の成長であると考えるアルティウスリンクでは、社員が多彩なキャリアを描けるようさまざまな教育・研修体系が組まれています。新入社員研修を初めとし年次ごとに多様な研修が用意されており、継続的なフォローアップ研修や評価システムを通じて成長を支援。上司や会社が一緒に社員一人ひとりのキャリア形成をしっかりと考えます。
社会人として新たな一歩を踏み出したばかりの新入社員は、6月の配属後、初めての経験を前に多くの課題や悩みにぶつかることもあります。そんな社会人1年目の「壁」を乗り越えるため、新入社員研修では、社会人としての基本的スキルの習得や業界・会社の理解はもちろんのこと、「仕事への向き合い方」「総合職としてのマインド」を学べるようなカリキュラムを用意。今回は、そのスタートとなる新人研修の一端をご紹介します。
< 2024年度 新入社員研修カリキュラム概要 >
■ 異なる意見にどう対応する?社会人としてのコミュニケーションの取り方とは
学生時代と異なり、職場ではさまざまな世代、経歴、価値観の人たちと一緒に仕事をしていくことになります。組織として円滑に業務を推進するためには、それぞれの立場を理解してコミュニケーションを取ることが大切です。異なる立場を理解するために、世代によるカテゴライズを題材に考えていきました。
<入社5年目となるZ世代の講師が、職場で感じた世代に対する固定観念や実体験を元に共有>
マーケティング領域では、ターゲットのインサイトを明確化するために、生まれた時期や社会背景によって、趣味嗜好・行動などの特長を世代ごとにグルーピングしています。新入社員はZ世代とグルーピングされていますが、世間で言われるイメージに対して新入社員自身はどう感じるのかグループワークを行いました。
グループ内での意見交換では、「良いことをする人がいても同世代で誰かが悪いことをすると、この世代はみんな悪いように見られる」「個人を見ないで一括りにして決めつれられるのは嫌」など、勝手な決めつけや先入観を不快に感じるという声が多く挙がりました。その一方で、「〇〇世代と言って一括りに見る人はロスジェネ世代(1970年~1982年頃に生まれた世代)の人たちが多い」という意見に対して「ロスジェネ世代の人たちが多いと言っている、この発言自体が世代を一括りにしているのでは?」といった鋭い指摘も。誰しも無意識のうちに「アンコンシャスバイアス(無意識の偏ったモノの見方)」が働いていることを実感できたようです。
さらに、「この前依頼した資料はまだ?遅れている理由は何かな?」「失敗してもいいから、とりあえずやってみて!」など、業務で想定されるコミュニケーション例から、相手の発言にどのような意図があるのかを考えました。「自分のために言ってくれているのかも?」など、相手の真意を考えることでとらえ方も変わります。大切なのは共創関係の構築であり、お互いから学べることは学ぶこと。異なる意見があるからこそ新しいものが生まれます。自分の固定観念と他者視点を学ぶ濃密な時間となりました。
< グループワークではさまざまな視点で活発に意見が交わされました! >
■ 活躍の場はそれぞれ!本社の各部門、コンタクトセンター、専門性の高い部門も見学
総合職は主な職種として次のような業務を担当します。
- コンタクトセンターマネジメント・・・コンタクトセンターの設計・構築から運用、業務改善を行いCX向上に貢献
- 法人営業・・・お客様企業の課題解決のための営業提案、契約、開始後のフォローまで幅広く担当
- DX推進・・・チャットやAIチャット、FAQなどのデジタルツールの提案、設計、導入により新しい顧客体験を創出
それ以外にも、総務、人事、購買、経理、企画、マーケティング、HR事業、海外統括など、たくさんの部門があり、将来的なキャリアパスはさまざま。総合職は数年ごとにジョブローテーションがあるので、多様な業務を経験できるのも魅力の一つです。
各統括本部から業務内容の説明を受けると共に、複数のオフィスを見学。総務や人事、経理などの集まるコーポレートオフィス、各本部の営業部門が集結するセールスオフィス、実際にオペレーションを行っているコンタクトセンターなどの拠点を見て回りました。障がい者スタッフが働く事務サポートユニットの見学では、多様な人財が活躍していることを実感できたようです。
また、コンタクトセンターはお客様企業の業務ごとに特色があります。DX専任チームがあり、生成AI活用など先進的な取り組みをしているコンタクトセンターと、専門性の高い通信事業の問合せ対応だけでなくバックオフィス業務も行っているセンターという異なるタイプの拠点を見学。各拠点の担当者から、業務の特徴や管理者としての心構えなど話も聞くことができました。お客様と応対するオペレーターの様子やオペレーションを管理するツールなど、新入社員は初めて目にすることばかり。実際に見聞きすることで、自身が働くイメージを膨らませることができました。
< 実際に社員が働いている様子を見学。初めて見聞きすることに興味津々でメモを取りました >
■ 先輩社員と交流し、働くイメージの解像度を高める
オフィス見学の翌日には、入社4~6年目の総合職の先輩社員と交流する時間が設けられました。入社してから数年間でどのような業務を経験したのか、仕事をする上で何を大切にしているのか、年齢の近い先輩社員から具体的な話を聞く貴重な機会です。
コンタクトセンター運用や営業提案など、それぞれの業務で大変だったことや、やりがいを聞き、新入社員も働くイメージの解像度がさらに高まった様子。コンタクトセンター勤務から営業担当になった先輩社員からは、「運用現場の経験を持って営業に行くのはとても大切なことで、経験があると考え方の粒度が違ってくる。見積を作るときも、どれくらいコストがかかるのか、オペレーターの研修にどれくらいに日数がかかるのかが感覚としてわかる」といった経験を積むことの重要さが伝えられました。
また、「現状把握力」や「逆算志向」「タイムマネジメント」などの大切さを理路整然と語る、論理的思考力に長けた先輩社員からは、入社1年目は事実と意見を分けるのに苦労したことが伝えられ、最初からできるわけではないんだと新入社員もちょっとほっとしたようでした。
<先輩社員への質問タイムでは「意見が合わない人とのコミュニケーション方法」や「休日の過ごし方」など、気になる質問が続々と寄せられました!>
最後はミニプレゼン大会!自分をプレゼンして自己アピールが伝わった社員を先輩社員に1人ずつ選んでもらいました。内容ももちろんですが、これまでの研修で学んだことを活かした伝え方も重要です。選ばれた新入社員は、先輩社員から次のような点が評価されていました。
- 大枠をとらえるのが上手。仕事をするうえでも想像して理解を深めてくれそう。
- 最初の自己紹介で自分をアピールしており印象に残った。自分を覚えてもらうことは大事。快く周りに助けてもらえるような人柄やコミュニケーション力がある。
- メモを見ないで目を見て話していた。周りの人のことも見て落ち着いて話せており、実践力がある。
- 自然と周りが助けたくなるような素直さを感じた。相手に興味を持ち積極的にかかわり、わからないことは聞くことが大切。
< 先輩社員の前でドキドキ緊張しながらも堂々とプレゼン! >
先輩社員の業務内容も働き方もそれぞれですが、総合職として働くうえでの具体的なアドバイスはとても参考になった様子。新入社員はメモをとりながら真剣にうなずいていました。先輩社員との交流を通じて、アルティウスリンクで働く姿がリアルに想像でき、配属後の不安払しょくとモチベーションアップにつながったようです。
6月の配属まで、まだまだ新入社員研修は続きます。
次回は、当社の事業基盤となる運用業務について理解を深めるための電話応対研修やダイバシティ研修の模様をお伝えします。