アルティウスリンクでは、新卒採用としてキャリアプランに合わせて選べる複数の職種を用意しています。領域を定めず幅広い分野で事業を推進する「総合職」のほか、エンジニアとして専門性を発揮する「ITスペシャリスト職」、働く事業所を限定した転勤のない「事業所限定職」があります。
7-8月の配属から約半年が経過したITスペシャリスト職の新入社員は、インフラ、システム開発、アプリ開発エンジニアとしてそれぞれのキャリアをスタートさせています!今回は、2年目を迎えるにあたって更なる飛躍を目指すため現状を振り返り、将来のありたい姿を描くフォローアップ研修の模様をレポートします!
<約20名ずつの2日に分けて研修を実施しました!>
■あるべき姿の明確化と実現に向けた計画を策定(ゴールの共有)
久しぶりに顔を合わせた同期の仲間が集うなか、冒頭に人財開発部の担当者から研修のゴールについて説明がありました。目指すのは、「職場において自らが期待されている役割と、自分の現状を把握する」。そして、「あるべき姿を明確化し、実現するための計画・戦略を策定する」こと。日々の業務においても、目の前の仕事を進めるとともに自ら目標を設定し、計画を立てて仕事をして欲しいことを伝えました。また、その目標設定を登山に例え、「景色の良い場所でおにぎりを食べたい」という理想に対し、どのように目標を設定し具体的な計画・手順として計画を立てるかを決断していくことが重要だとしました。
さらに、この日の研修のゴールは、「長期的な視点でビジョンを定め、目標を設定し、そのための行動計画を作成する」ことであり、「決められた計画や作業手順に沿って実行するフェーズを任されることが多い現状から、あるべき姿を目指し、計画や手順に落とし込む方法を学び、自らのキャリア形成に活かして欲しい」と入社二年目が近づいてきた新入社員たちにエールを送りました。
■さまざまなフレームワークから自分にあった「振り返りの型」を見つけていく
「日々の業務が忙しいと振り返りや整理をするタイミングを見つけるのは大変ではないですか?」と優しく問いかけてくださったのは、例年、本研修や新入社員研修を担当してくださるインテリジェンスフィールド合同会社の講師。
研修の一つ目のポイントである「職場において自らが期待されている役割と、自分の現状を把握する」ことに重要な“振り返り”について触れていきます。
日々を振り返り、自分自身の「できたこと」「できなかったこと」を整理するためにはまとまった時間が必要です。業務の忙しさばかりに目を向けてしまうと、その時間を設けられずにあっという間に1年が過ぎ、二年目になってしまう。それを回避するためには、振り返り自体を効率良く進めていくスキルが必要です。
研修の前半では、新人研修を振り返りつつ、さまざまなフレームワークを用いてこの半年を振り返る個人ワークと、グループ内でお互いに発表・フィードバックしていくグループワークを繰り返し行いました。個人ワークでは、上手くいったこと、いかなかったことをその時どのように感じたのか、自分自身の感情と紐づけて洗い出していきます。
グループワークで発表やフィードバックを行う目的は、記憶の定着です。学んだことや知り得た情報を強く記憶として定着させるためには、アウトプットが効果的であるとアドバイスがありました。
<グループワークも人数を変えながら実践的に振り返りの練習を行います>
「“振り返り”は行った事実があってこそ学びがあります。日々一生懸命に取り組み、内省的な観察を真摯に受け止められるようになれば気づきが得られ、客観的にどのような工夫で乗り越えられるかの対策ができます。このサイクルを1日、1か月、半年と取り組みやすい期間で行ってみてください」と自分自身にあった「振り返りの型」を見つけることが重要だと伝えました。
■ありたい姿を思いながら将来のロードマップを描く
後半のパートでは、二つ目のポイントである「あるべき姿を明確化し、実現するための計画・戦略を策定する」ために、自分自身の将来を描くロードマップを作成しました。ここでは「目標設定理論」をひとつの例に、達成したい目標を設定することでモチベーションを高め、行動に起こしやすくなるとし、5年後の理想を起点とし、3年後~1年後と時間軸を現在に戻すように計画を立てていきます。
また、目標を立てる際には、数値だけではモチベーションが上がりにくいことを考慮し、将来の理想(ビジョン)を掲げることも良いとアドバイスがありました。「将来、自分がどのようになっていたら嬉しいか。描かないことには始まらないし、描かないことにはたどり着けない」という声掛けが印象的です。
<描いたロードマップを一人ひとり同期である仲間に発表!>
前半同様に、個人ワークの後はグループワークでロードマップを互いに発表し、感じたことをフィードバックします。
各々が描く将来のビジョンには、「知識と経験でチームに貢献しつつ変化し続けるプロジェクトリーダー」や「先端技術やデータを活用して新たな価値を生み出すエンジニア」という頼もしい将来像が描かれロードマップにもその熱意が注ぎ込まれていました。
研修に参加した皆さんに感想を聞いてみました!
- 1年間を通して自分がやってきたことを考える機会になり、明日からの業務に活かせそう
- 先輩に頼っている現状から自分で仕事を判断できるよう、先輩を見て学びを深めたい
- 自分が困ったことやミスをしたことをナレッジとして残し、後輩へ積極的に伝えたい
新人研修を振り返り、フレームワークを学ぶだけではなく、個人ワークとグループワークを繰り返し行いながら、知識の定着を図る研修が終了しました。研修の最後に、「学びは繰り返し行わなければ定着しづらいため、日々振り返ることを忘れずに日々の業務に取り組んでください。また、ロードマップを描く作業は慣れないことも多いと思いますが、大切なことは自分自身で決めて実行していくことです」と講師からまとめがありました。
エンジニアとして2年目を迎える皆さんの今後の活躍を楽しみにしています!